◎君子は必ずその独りを慎むなり
四書五経の大学から。
『いわゆる其の意を誠にするとは、自ら欺くこと毋(なき)きなり。悪臭を悪(にく)むが如く、好色を好むが如くす、これを自ら謙(こころよ)くすと謂う。
ゆえに君子は必ずその独りを慎むなり。』
『その意を誠にする』で思うのは只管打坐の坐り方、意識をはっきりしたままで深まっていく。シュンニャ、玉ねぎの皮をどんどん剥いていったら何もなかった。現代人のほとんどは、揺れ動き不安定な自意識が本当の自分の気持ちだなどと思い込んでいる。『その意を誠にする』人は少ないものだ。
悪臭はいやだし、好色は好ましいなどエロ爺な言い方だが、当時書物は男性しか読まなかったおで、こういう言い回しでもよかったのだろう。この先に本当の謙譲がある。まず男女の別、天地の別など区別を立てないと、社会性は広がらないし、自意識も育っていかない。だが、それは入門段階の話ではある。
本当の謙譲では、好き嫌いを問題としないから。
ゆえに現代人はその独りを慎み冥想する。
この文の後に小人閑居して不善をなすこと至らざること無しとして、SNS、モバゲー三昧の現代人を揶揄している。
一人でいる時間の過ごし方こそがクリティカル・イシューである。
四書五経の大学から。
『いわゆる其の意を誠にするとは、自ら欺くこと毋(なき)きなり。悪臭を悪(にく)むが如く、好色を好むが如くす、これを自ら謙(こころよ)くすと謂う。
ゆえに君子は必ずその独りを慎むなり。』
『その意を誠にする』で思うのは只管打坐の坐り方、意識をはっきりしたままで深まっていく。シュンニャ、玉ねぎの皮をどんどん剥いていったら何もなかった。現代人のほとんどは、揺れ動き不安定な自意識が本当の自分の気持ちだなどと思い込んでいる。『その意を誠にする』人は少ないものだ。
悪臭はいやだし、好色は好ましいなどエロ爺な言い方だが、当時書物は男性しか読まなかったおで、こういう言い回しでもよかったのだろう。この先に本当の謙譲がある。まず男女の別、天地の別など区別を立てないと、社会性は広がらないし、自意識も育っていかない。だが、それは入門段階の話ではある。
本当の謙譲では、好き嫌いを問題としないから。
ゆえに現代人はその独りを慎み冥想する。
この文の後に小人閑居して不善をなすこと至らざること無しとして、SNS、モバゲー三昧の現代人を揶揄している。
一人でいる時間の過ごし方こそがクリティカル・イシューである。