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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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人間の一生と性欲の盛衰

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◎性に『何か』があるという信仰

OSHOバグワンは、女性においてはセックスへの抑圧がなかりせば、42歳までに自然な形で禁欲生活がスタートするものだという。ところが、修道院の女性は、入った時から禁欲生活なので、42歳までに訪れるはずの自然な禁欲生活が到来せず、人によっては70代80代までセックスのことが頭から離れないことがあり得るという。(出所:一休道歌(下/バグワン・シュリ・ラジニーシP161-162))

OSHOバグワンはこの話の続きで中世の女性神秘家が、現れたイエスに乳房を愛撫され絶頂に導かれ・・・・みたいにその神秘体験を揶揄しているが、揶揄されても仕方のない内容の神秘体験ではある。性的抑圧の産物と見られるのも仕方はない。

さて最近のPC、スマホでは一度エロ系HPを見ると、しばらくエロ系の宣伝が入り続ける。これでは自然な禁欲生活どころではない。エロに限らず、一度起こったあらゆる種類の欲望を再度掻き立てひたすら商売にしようとするIT革命のあざとき習いよ。

『薬物とセックス/溝口敦/新潮社』では、報道された覚醒剤事案では、覚醒剤がセックスをよくするという名目で使われているらしいということが述べられている。ところが、若い男性を除けば覚醒剤を使用しても男性の射精は一回きりらしいことが書いてある。一方女性の覚醒剤使用では何回も絶頂があるらしい。これを指して筆者は、一回射精後の男性は一体何をやっているのかと、怪訝に思っている。

世間では、男性の性的快感の極みにも『何か』があり、女性の性的快感の極みにも『何か』があると信仰されている。これが現代人の性的抑圧の平均的現れなのだろう。その延長線上にある薬物とセックス。またその反対の延長線上にあるセクシュアル・ハラスメント。

OSHOバグワン説では、人間の性欲は、14歳頃自然に発生し、42歳頃落ちるものだそうだ。

一休は、80代になっても盲目の30代女性森女と同衾し、旧約聖書でアブラハムは老いてから近親相姦。

求道の道では、常に禁欲が求められる。房中術はあるものの、相当に限定された環境でのみ成立する修行法なのだと思う。

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