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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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物と秩序

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◎無意識のうちに神仏の秩序を生きる

人間には微細身があり、物にも微細身がある。これを証明することは容易ではなく、神仏を見たり感得したりして、この世の成り立ちと最後、そして神仏・全体が個として時間のない世界で展開する色即是空なる宇宙遊戯を見なければ納得できないものだと思う。

クンダリーニ・ヨーギ本山博は、霊・微細身の実在の証明を現代科学の手法でやろうとしたが、あまり相手にされなかったと思う。やはり、人間そのものが霊に対する感性を持つ時代を待つしかないのだろう。

一方で世間には、大悟覚醒していなくても、身体が弱いなどの理由で超能力、霊能力を持っている場合がある。

こうした人を集めて、米ソでは盛んに念力、念写や遠隔透視実験をやった。

本山博は、ロンドンの王立図書館にあるギリシア語の原典を念写させるとギリシア語の字は同じだけど、ちょっと形が違うと指摘。これについて、以下のように述べている。

『こういうふうに、霊の目である物を見るときは、その物をまとめている秩序あるいはイデアを見ている。つまり、コップならばコップが持っている霊体を見ているというふうにも考えられるわけです。

われわれが存在をするということは、ある秩序を持っているという意味です。

物自体は秩序を保てない。物に秩序を与えて素材をひとつの秩序によって成り立たせているのは、その物の持つ霊的な力なんです。』
(霊の研究人生の探究 本山 博/著 致知出版社P53から引用)

物の持つ霊的な元型はイデアである。

ひとつの秩序によって成り立たせるとは、強制する力であって、霊レベルのパワーの方が物レベルのパワーより強いということ。ここだけ採れば霊の世界も優勝劣敗、弱肉強食にみえるが、霊の世界は、最終的には、男女の生もなく、個もなく、生死もなく、時間もなく、あらゆるものが一なる宇宙卵、宇宙猪、アートマンに収斂していく。

こうした世界のアーキテクチャーの中に神仏も霊も微細身も個人も存在し、無意識のうちに神仏の秩序を生きている。

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