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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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隠れた神、殺された神

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◎大難を無難に

アダムとイブと神の時代は、人間は神を意識していた。隠れた神とは、意識の片隅に真の神がまだいる時代。殺された神とは、意識の片隅にも真の神がもういない時代。

ヘブライ人は、平和と繁栄の時期に邪神崇拝のバアル人とアシタロテ人に仕えたが、逆境の時代になると、真神崇拝に立ち戻っていった。ご都合主義だが、そんなものだ。
旧約聖書のサムエル書上12-10『民は主に呼びかけて言った、『われわれは主を捨て、バアルとアシタロテに仕えて、罪を犯しました。今、われわれを敵の手から救い出してください。われわれはあなたに仕えましょう。』

また神々の黄昏でも、天の岩戸隠れでも、艮(うしとら)の金神のご隠退でも、真神は忘れられてはいない。遠い天にましますが、忘れ去られたわけではない。
これらは、隠れた神。

別バージョンで殺された神というのもある。これは神そのものが殺されるのではなく、神を体現した神人が世に受け入れられず悲劇的な一生を送ったり、殺されたりするもの。

本当に殺された例では、イエス・キリストやホセイン・マンスール・ハッラージなどがある。日本では、役行者と出口王仁三郎があるが、どちらも迫害されこそすれ刑死ではなかった。日本では、神人を殺害すれば、そのリアクションがどうなるかについて知っている人物がいたのだろう。
なお共産主義国では、神は「迷信」とされる。毛沢東がダライラマに説教した如く。

さて時代は平和と繁栄の時期を終え、苦難と逆境の時期に向かっている。大難を無難にする方向性は一つしかない。

日本のマスコミも学者も政治家も、もともと左系が多く、この度のロシアのウクライナ侵攻では、ロシア押しの人物やカラ国押しの人物が次々と登場し、今後起こるであろうカラ国騒ぎの前哨戦の様相を呈している。左は日本民族の存続など二の次の国際主義、ワンワールド。右は右で、ともすれば第三国人が右を僭称したりしている。

大難を小難にと祈るのは人情だが、そこにつけこむ勢力もある。求道者は、すべてを捨てるステージのあることを考えれば、「大難を無難に」と祈るのだろう。

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