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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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英国チャールズ国王が砂漠で植物に話しかける

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◎自分の意識をあらゆる領域に拡張する

2022年9月英国エリザベス女王の逝去に伴い、チャールズ国王が73歳で即位した。チャールズ国王といえば、ダイアナと子供まで成してカミーラに奔った非道さばかり言われるが、意外にも植物の個生命への関心を持っていた。

ある日、OSHOバグワンが、弟子の一人から、チャールズが砂漠の植物に話しかけて成長促進を試みたことについてコメントを求められた。
質問者は、『チャールズ皇太子は、最近、ローレンス・ヴァン・デル・ポストといっしょに、カラハリ砂漠で、植物の成長を助けるために植物に話しかけていると言った。このイギリスの未来の王は、霊的な問題に興味をもっているように思われます。』

これに対しOSHOバグワンは、
『チャールズ皇太子は、瞑想に深い関心をもっている。彼は内的世界の探求にも関心をもっている。だが西洋では不幸なことに、こういう人々は少々狂っている、いくぶん気がおかしいと思われる。植物の成長を助けるためにその植物に話しかけているという彼の言葉は、ほとんどイギリス全土にスキャンダルを呼び起こした。彼らは、自分たちの未来の王はそんなばかげたことを語るべきではないと思っている・・・・・それはばかげたことではないのだが。

東洋では、王たち、特に将来王となるべき者は、内なる生についての教えを学ぶために大賢者や神秘家たちのもとに送られたものだ。なぜなら自分自身の内面となんの接触ももたないような王は、王に値しないからだ。もし王がただ外向的だけであるなら、彼はその国民に対して祝福となることはできない。東洋では王子たちは、何年ものあいだ導師の足許に坐って沈黙を学び、慈愛を学び、瞑想を学び、存在の神秘に気づこうとしたものだった。王は、俗世のことだけを知っていればいいのではなく、聖なるもののなかにも自分の根を伸ばしているべきだった。

(中略)

樹木は生命をもった存在であり、それは人間と同じように扱われるべきだ、という洞察が初めて現われたのは、東洋においてマハヴィーラを通してだった。菜食主義とは、その直観の副産物にすぎない。だがそれは哲学的仮説としてとどまっていた。
人間は、世界で自分だけが意識があり、知性がある動物だと考えるべきではない。
また人間は、これが存在する唯一の意識だと考えるべきではない。

(中略)

だがイギリスでは、樹木に話しかけているチャールズ皇太子は、受けいれられないだろう。彼は、若干気がふれているとして非難されている。私に言わせれば、またあらゆる科学的研究に従っても、彼がしていることはまったく正気だ。普通の人々よりはもっと正気だ。

(中略)

人間の未来の進化は、自分の意識をあらゆる領域に拡張することだ。そうすれば人間は、宇宙を創っている大海のような生命と感受性を発見することができる。私にとっては、全存在を構成しているこの感受性と意識こそが、唯一の神だ。崇拝されるべき神ではなく、愛されるべき神だ。』
(新人類/バグワン・シュリ・ラジニーシ/メルクマール社P89-93から引用。1989年初版)

『自分の意識をあらゆる領域に拡張すること』とは、大悟覚醒することであって、七つの身体論で言えば、第六身体アートマンに到達すること。それは、世界のあらゆる生物無生物が自分自身となり、自分自身が世界のあらゆる生物無生物となること。そうなれば自ずと他人の心、植物の心、動物の心もわかる。

そういうことを人前で、真顔で言う人は、頭がおかしいとか狂人だとされるが、一般に世間でまともであるとされる宗教の聖者聖人は、皆その世界に生きている。
そしてまた、ちまたに続々と、その体験とは言えない体験(自分の意識をあらゆる領域に拡張した体験)を経た人物が増えないと世界に恒久平和はない。

今や万人がそういう意識を持った世界に生きるべき時期に入って久しいが、依然として『体験できる悟り』は、迷信の一種として扱われている。これは人類の願望と自意識の自家撞着なのだが、そのことを骨身に沁みないとわからないのであれば、残念なことだと思う。

チャールズ国王は、植物に話しかけて植物の成長を促進しようとし、禅僧馬祖は、瓦を磨いて仏になろうとした

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