妙好人の悟境−２

◎妙好人の悟境−２

２．メンタル体のアナハタ・チャクラまで
阿弥陀如来が自分とは別の存在として感じられているが、その慈悲の大海に抱かれている感謝・報恩の実感というレベルである。現代人が期待されるレベルである。ナムアミダブツでない他のマントラ（ラーム、アーメンなど）であれば、人格神の阿弥陀如来とは観じないが、大慈悲の実感は共通で、すなわち、底知れぬ生命の絶望と悲しみ、すべてが一体であるという感謝といったものを実感するだろう。

(1)罪が深いでお慈悲が深いそこでご恩がありがたい
　　石見　小川仲造
(2)おがんで　たすけて　もらうじゃない　おがまれて下さる　如来さま
　　石見　善太郎

(3)むこうから　思われて　思いとられる　この　善太郎
　　石見　善太郎　

３．マントラ・シッディ（マントラ禅の極致）
ナムアミダブツのマントラ・シッディ（マントラ禅の極致）は、この世のものすべてがナムアミダブツである世界である。この歌はそのとおりの実感を生きている。
あまりにも典型的なので紹介します。ナムアミダブツとやるならば、ここまでがんばらないとね・・・。

この世界仏の世界でござります
仏の世界に生をうけさせ
ご恩うれしや南無阿弥陀仏
ありがたいな
ご恩を思えばみなご恩
これ才市なにがご恩か
へえご恩がありますよ
この才市もご恩でできました
着物もご恩でできました
食べ物もご恩でできました
足に履くものもご恩でできました
そのほか世界にあるものみなご恩でできました
茶碗や箸までもご恩でできました
敷き物までもご恩でできました
ことごとくみな南無阿弥陀仏でござります
ご恩うれしや南無阿弥陀仏

島根県　浅原才一

【チャクラと七つの身体−282】
◎メンタル体−32
7. メンタル体のアナハタ・チャクラ-4
☆妙好人の悟境−２
（ザ・ジャンプ・アウト336）


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