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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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人生もリキュールも甘い

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◎誰もわれらの業を想い出す者はない

人には幸福な人生を送っている人と苦難の人生を送っている人がいる。苦難の人生を送っている人であっても、ホロスコープ12室で区分されるすべての面が不幸な人はいないことも知っている。

幸福な人生も不幸な人生も、生まれてくる子宮を選び取ってくる時に承知の上でそうしてきたことも薄々知っている。

『われらの時は影の過ぎゆく如く、われらの終わりは取り返すすべもない。
それは固く定められ誰も逆行できぬから。

だからよきもののある中に楽しもう。若き日のように造られた世を用いつくそう。

価高き酒と香料を豊かに身に用い、春の花をわれらは楽しもう。』
(聖書外典偽典2 旧約外典 ソロモンの知恵 第二章 /教文館P23から引用)

修道院の儀式にパンとワインはつきものなので、古くからワインは修道院内で内製されてきた。薬酒も内製されてきたものがある。

薬酒=リキュールの代表格は、ベネディクト修道会のベネディクティン。それと並ぶシトー修道会のリキュールといえば、シャルトリューズで、130種ものハーブを用いているので、とてもハーブの香りが高い。

最近のでは、瓶が僧服の修道士の形をしたフランジェリコ。これはヘーゼルナッツの香り高く甘い。

平和な時代に甘いリキュールを楽しむのは良い。自らが英雄でなくとも、人としてそういう閑日月(余裕)がないと人生は楽しめないだろう。

日本ではリキュールはあまり飲まれてないけれど、小さい杯に一杯。これがその夜までの苦闘を忘れさせる。

『われらの名は時が経つと忘れられ、誰もわれらの業を想い出す者はないだろう。

われらの生は雲の跡のように消え、霧のように消え失せるであろう。

陽の光に追われ、その熱に圧せられて』
(聖書外典偽典2 旧約外典 ソロモンの知恵 第二章 /教文館P23から引用)





フランジェリコ



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