最終的恒久的な軍備撤廃
◎インドの反戦の歴史 広島には、何故だか「過ちは繰り返しませぬから」という敗戦国家の手になる碑があるが、それ以後朝鮮戦争、ベトナム戦争、中東戦争、湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争、ユーゴ紛争などなど戦火の消える暇はなかった。 最終的恒久的な軍備撤廃が、七福神の世、みろくの世、千年王国、至福千年の条件だが、世界には各国に先んじて、反戦、非暴力、無抵抗主義を掲げたことのある国がある。...
View Articleラーマクリシュナが他宗派の教祖を見る
◎ムハンマドもイエスも バクティ型、高級神霊への帰依型の修行が中心だったラーマクリシュナ(1836-1886)がよく出会っていたのは、インドの太母たるカーリー女神。 意外なことに1966年ラーマクリシュナは、イスラム教に入信し、ムハンマドの姿を見た。さらにキリスト教を学ぶようになってからは、イエスの姿を見た。(以上出典:超常現象大辞典/羽仁礼p243)...
View Articleポジティブ思考の不幸
◎ポジティブ教団の本質とアポロン型文明 アメリカもポジティブ病であり、日本もポジティブ病。 ポジティブ病な国ではうつ病やあらゆる依存症が増える。それはポジティブ思考は、人を本質的には変えていないからである。 まずポジティブの入った用語 ・ポジティブ・ライフ ・ポジティヴ人間関係 ・ポジティヴシンキング ・ポジティブ・ビジネスマナー ・ポジティブ・ボディ ・ポジティブ・ランニング...
View Article一兆倍の悲しみよりもなお
◎人口爆発と大悲 世界人口はますます増加し、80億の声すら聞かれる。キリスト教でもチベット密教でもゾロアスター教でも、最後の審判に参加するために、天国に行った者も、地獄に落ちた者も一旦大復活を遂げるみたいなことが言われる。 出口王仁三郎は、同様に中有以下、地獄の者も大量に復活してくることを述べている。 出口王仁三郎の随筆玉鏡から。 『出産率と救ひ...
View Articleクリシュナ暴君カンサを誅殺する
◎父も母も子もない マトラの都で、実の父親から王位を奪った残忍なカンサは、クリシュナの叔父でもあった。 クリシュナと兄のパラフマは、都の広々とした庭園や宮殿や森を見物していると、せむしの女が近づきクリシュナに白檀の香油を塗らせてくれと懇願してきた。...
View Article原典『救世主入門』
◎何ものも救うことはできないし救う必要もない 原典『救世主入門』は、ダンテス・ダイジがアトランティス末期に流行させた韻文集であり、「十三番目の冥想 雨宮第慈講和録 渡辺郁夫編」に所載。 アトランティス末期には、救世主という言葉が流行語であり、言うなれば感情人間であったアトランティス人にとって何が問題であったかが、独特の質感をもった言の葉どもにより伝わってくる詩文である。...
View Article死ぬものとて 何一つない 未知なる国を われは歩きぬ
◎ダンテス・ダイジのチャクラ論 ダンテス・ダイジには、公刊されたものの他に限られた弟子が個人的に伝授された原稿がぱらぱらとあり、その一つが『戯れに冥想を』。 『戯れに冥想を』は、ダンテス・ダイジが、興の向くまま縁のある人たちに向けて書き止めた冥想録。...
View Articleトリックスターがやってきた
◎半ば面白半分、半ば悪意で大事件を起こす 今をときめくトリックスターがやってきた。その名はトランプである。娘も娘婿もユダヤ教なのでユダヤ色が強いと言われるが、それだけではない。トリック・スターとは、その時代の社会通念に照らして絶対にやってはいけないことをやってしまうのがトリックスターでもある。...
View Articleダンテス・ダイジの七転生を探る
◎レムリアの愛人ナツノからスタート それが他の人にとって意味のあることとも思えないが、ダンテス・ダイジは、地球では七転生と見られる。 最初はアトランティス以前のレムリア時代の4万8千年前のムー大陸。肉体はケンタウロスの外形であって、ナツノという名の高級娼婦として生きた。彼女は、聖王トースの何人かいる愛人の一人であって、トースはなかなか戻って来てはくれなかったし、ナツノ自身も覚醒してはいなかった。...
View Article切紙神示と共に甦る孝明天皇の遺勅(予言)
◎たまほこからみろくの世の光が始まる 『切紙神示と共に甦る孝明天皇の遺勅(予言)/誰も知らなかった日本史/出口恒/ヒカルランド』は、内容的には、孝明天皇の話は『幕末戦慄の絆/加治将一』にも出ている話が多く、目新しさはあまりなかったが、出口王仁三郎に関する部分では、新月の光を相当に参照しており、このブログと似たような読み方をしていると思った。...
View Article中国錬金術での五行と三尸
◎五行での火に克つ議論 中国錬金術の基本書参同契では、金属のできあがりは実のところあまり関心が払われていなかった。 セビンの「中国の錬金術と医術」によれば、参同契では不死を理解することと不死身になることとが別の段階であると認識されていたが、時代が下がって太古土兌経では、...
View Articleヘルメース讃歌に見るヘルメース
◎天国と地獄での同伴者でもあり ヘルメースはゼウスとマイアの子。 ヘルメースは、生まれた直後にアポローンの牛50頭を盗み、ゼウスの愛人イーオーの見張りの百目のアルゴスを殺し、アプロディーテーの黄金のサンダルを盗んだことで、殺しもやるわ(インドのクリシュナも同様)、盗賊の頭でもあるという芳しからぬ名声をも持つ。...
View Article鳥葬
◎リアルな肉体の消滅の目撃 昔チベットに行ったとき、鳥葬なるものがあると聞き、山間を走るバスから誰もいない山里に人と鳥が集まっているのがあれば、すわ鳥葬かと色めきたったことがある。...
View Article雨中看杲日 火裏酌清泉
◎二元にありながら非二元を生きる 雨中看杲日 火裏酌清泉(うちゅうにこうじつをみる かりにせいせんをくむ)は、元代の禅語録聯頌集が出典なのだろう。 雨という汚辱の世界に太陽が燦々と輝き、轟轟と燃え盛る欲念の炎の中で清涼な泉の水を飲む。 太陽も泉も絶対の側であり、永遠であり、時間のない世界。 雨あるいは炎に象徴されるともすれば絶望にさいなまれがちな自分にあっても、万古不壊なるものを持ちながら生きる。...
View Articleフィリポによる福音書の復活
◎永遠のアイオーンへと昇る 以下は、グノーシスの文書であるが、濃厚にエジプトの密教的思想を受け継いでおり、悟りを自我の死と復活として、いわば自明のものとして位置付けており、生前での冥想修行による死からの甦りを推奨している。 『断章72 フィリポによる福音書 §63a(第二巻81頁)...
View Article連合国の中国侵攻
◎れん合の国の軍は強くとも 出口王仁三郎の予言歌『いろは歌』から。 『れん合の国の軍は強くとも、心は割れて四ツ五ツ、いつか勝負の果も無く、力は既にイングリス、艮に以太利て雨りかの、フランス跡に地固めの、望みもつきてカイゼルの、甲斐なき終り世の終り、金も兵糧も尽き果てゝ、互に臍を噛みながら、 猶ホ凝りづまに向きを替ヘ、良き支那物を奪はんと、命限りに寄せ来る、...
View Article聖女ラービア・アダヴィーヤが神人合一を語る
◎己を無とし神の中に消滅する地点へ イスラームのラービア・アダヴィーヤは、8世紀の人。 『導師アブー・アリー・ファールマディーが伝えるところでは、彼女は時が来ると、砂漢に向い、七年間、方々を放浪してからアラファート(巡礼の際一日を過ごすメッカの丘)に着いた。すると天界からの声がした。...
View Articleキリスト教的合気道
◎天意、神意が合気として展開 広島県三原の隠遁者エスタニスラウ・マリア・ヨパルト神父は、キリスト教的合気道もやっていたらしい。 最近これについて何か書いていないかと、以下3冊を読んだ。保江邦夫さんと佐川邦夫さんは同一人物。 『合気開眼 -ある隠遁者の教え 俣江邦夫/海鳴社』『魂のかけら/春風社/佐川邦夫』『魂のかけら-ある物理学者の神秘体験- 佐川邦夫/ 春風社』...
View Article本当の相は、相がないものである
◎只管打坐、随息観も方便 原田雪渓禅師の12月の臘八接心時の講話から。 『禅という一つの窓口ができてから、いまのような只管打坐、あるいは随息観というような言葉が、生まれました。しかし、仏教全体では、「実相は無相なり」といっています。...
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