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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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国分寺と一の宮

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◎歴史とパワー

国分寺は、仏教の寺であり、一の宮は古神道の神社で、宗派が異なる。どちらも宗教センターでありながら、どちらがパワー・スポットとして参詣されているかを見ると、一の宮の方なのは興味深いことである。

国分寺とは、741年,聖武天皇の勅願により,国ごとに建てられた官寺。正式には僧寺を金光明四天王護国之寺,尼寺を法華滅罪之寺といい,奈良の東大寺を総国分寺,法華寺を総国分尼寺とした。歴史は古い。

これに対して925年に全国神社ランキングである延喜式に掲載されている神社が、全国の一の宮になっているが、それぞれの神社で祭神は異なるけれどもその地方で古くから尊崇されてきた神社である。

よってどちらが、日本国のオリジナルなパワースポットかと言えば、一の宮と思われる。
いわゆる師事していた聖者が亡くなればパワースポット巡りをするという傾向があるものだが、それで巡礼するのは一の宮の方だろう。

もっとも神社の方にも護国神社があるが、これは明治以降の神社。創建が新しいから一律にだめということではないが、ご神体を奉斎したからには、由緒はあるということだろう。

仏教のお寺では、ご神体みたいなものは仏舎利になろうが、どの寺にもあるわけでなくとても稀であって、仏教も古神道も物を拝みにいくわけではないとうのが、とてもまともなことと思う。

古神道で言えば,古寺古社参拝は、幽斎と顕斎のうちの顕斎の一部ということになるだろう。

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