◎ムハンマドもイエスも
バクティ型、高級神霊への帰依型の修行が中心だったラーマクリシュナ(1836-1886)がよく出会っていたのは、インドの太母たるカーリー女神。
意外なことに1966年ラーマクリシュナは、イスラム教に入信し、ムハンマドの姿を見た。さらにキリスト教を学ぶようになってからは、イエスの姿を見た。(以上出典:超常現象大辞典/羽仁礼p243)
一方比叡山延暦寺では、見佛の大額を掲げ、仏を見る修行を行うのだが、古くは円仁が弟子の相応に不動明王の法を伝授し、相応はこれによって生身(しょうじん)の不動明王を見た。
さらに比叡山延暦寺の浄土院では、こういう高級神霊の幻視を好相行と名付け、浄土院の仄暗い一角で五体投地により、一日に三千仏、つまり三千回の礼拝を繰り返す。
これにより、釈迦を見たり、観世音菩薩を見たり、阿弥陀仏を見たりするのだが、さすがにムハンマドやイエスに会えたという話はないようだ。
こうして宗派の垣根をも楽々と飛び越えたラーマクリシュナは、最後にすべての宗教の合一を説くようになったという。
見神、見仏でもそこに到達できることがあるのだ。なお見牛は禅の十牛図では第三図ではある。
バクティ型、高級神霊への帰依型の修行が中心だったラーマクリシュナ(1836-1886)がよく出会っていたのは、インドの太母たるカーリー女神。
意外なことに1966年ラーマクリシュナは、イスラム教に入信し、ムハンマドの姿を見た。さらにキリスト教を学ぶようになってからは、イエスの姿を見た。(以上出典:超常現象大辞典/羽仁礼p243)
一方比叡山延暦寺では、見佛の大額を掲げ、仏を見る修行を行うのだが、古くは円仁が弟子の相応に不動明王の法を伝授し、相応はこれによって生身(しょうじん)の不動明王を見た。
さらに比叡山延暦寺の浄土院では、こういう高級神霊の幻視を好相行と名付け、浄土院の仄暗い一角で五体投地により、一日に三千仏、つまり三千回の礼拝を繰り返す。
これにより、釈迦を見たり、観世音菩薩を見たり、阿弥陀仏を見たりするのだが、さすがにムハンマドやイエスに会えたという話はないようだ。
こうして宗派の垣根をも楽々と飛び越えたラーマクリシュナは、最後にすべての宗教の合一を説くようになったという。
見神、見仏でもそこに到達できることがあるのだ。なお見牛は禅の十牛図では第三図ではある。