◎天の露を受ける
このレリーフは、クロアチアの人工島トロギールの島の大聖堂にあるもの。古都トロギールは世界遺産。人物は
錬金術師であり、天井から吊るされた炉に何かをくべている。そして左手の聖杯を高々と上げそこに天使からの
天の露を受けている。
この大聖堂は13世紀から建造されたが、当時既に、錬金術なるクンダリーニ・ヨーガ冥想が認識されていて、このダルマチア海岸の大聖堂の目立つところに、この異教的なレリーフを彫らせるほど、訳のわかった冥想修行者がいたことは、特筆される。
禅なら
卒啄同機であって、人間の努力に加え天から来る如きものがないとそれは成らない。