◎時代遅れの寝息
出口王仁三郎の歌集言華から。
『根本的改革せざれば 現代の宗教死滅の他なかるべし
在来の惰力によりて 命脈を保てる既成宗教さびしき
我が国の神道仏教ことごとく 時代遅れの寝息ものなる
不徹底なる教理をいまにふりまわし 得意然たる宗教家の愚劣さ
人心を収攬すべき宗教が 今は大衆にかえりみられず
極楽と地獄をつくり人心をおびやかしたる宗教の末路
無始無終 神の御霊(みたま)の分派たる人は必ず不老不死なり
身体は人間そのものの容器なり 容器はをりをり破ることあり
霊に偏し体に偏せる論説は決して正しき教理にあらず
霊力体一致せざれば真実の世を救うべき教にあらず
数千年以前の教理を現代にひろめむとする宗教家の迂闊
人心を脅迫しつつ命脈を保ちし法の滅びは来たれり
到るところ宗教の殿堂ありながら その福音に浴する者なし
凡俗よりきたなき心もつものは既成宗教の僧侶なりけり』
(言華 下巻/ 出口王仁三郎/みいず舎P44-45から引用)
さればモダンな宗教の姿とは、この夜ふかしで多忙な現代人のライフ・スタイルに冥想が組み込まれ、善いことをし悪いことはしないという当然の行動スタンダードを履み、日々神仏に至ろうとする気持ちで、いつかは悟りを得ようとする姿勢だろうと思う。
宗教は、天国地獄の脅迫でなく、ひたすら悟りへのテクノロジーを説く。
出口王仁三郎の歌集言華から。
『根本的改革せざれば 現代の宗教死滅の他なかるべし
在来の惰力によりて 命脈を保てる既成宗教さびしき
我が国の神道仏教ことごとく 時代遅れの寝息ものなる
不徹底なる教理をいまにふりまわし 得意然たる宗教家の愚劣さ
人心を収攬すべき宗教が 今は大衆にかえりみられず
極楽と地獄をつくり人心をおびやかしたる宗教の末路
無始無終 神の御霊(みたま)の分派たる人は必ず不老不死なり
身体は人間そのものの容器なり 容器はをりをり破ることあり
霊に偏し体に偏せる論説は決して正しき教理にあらず
霊力体一致せざれば真実の世を救うべき教にあらず
数千年以前の教理を現代にひろめむとする宗教家の迂闊
人心を脅迫しつつ命脈を保ちし法の滅びは来たれり
到るところ宗教の殿堂ありながら その福音に浴する者なし
凡俗よりきたなき心もつものは既成宗教の僧侶なりけり』
(言華 下巻/ 出口王仁三郎/みいず舎P44-45から引用)
さればモダンな宗教の姿とは、この夜ふかしで多忙な現代人のライフ・スタイルに冥想が組み込まれ、善いことをし悪いことはしないという当然の行動スタンダードを履み、日々神仏に至ろうとする気持ちで、いつかは悟りを得ようとする姿勢だろうと思う。
宗教は、天国地獄の脅迫でなく、ひたすら悟りへのテクノロジーを説く。