NHKスペシャル「緊迫 北朝鮮 危機の深層」
◎5大核保有国による支配の危機 5月20日(土)のNHKスペシャル「緊迫 北朝鮮 危機の深層」を見た。ほぼ全編、海外の軍事専門家のコメントでできていて、岡目から見た北朝鮮のミサイル開発の現況と近未来の予想であった。 北朝鮮の保有する様々な性能のミサイルは1000発。うちノドンは日本の全域を射程に収めて久しい。...
View Article黙想で気が散る対策
◎オープンマインドとマントラ 「何を、どう祈ればいいか アントニー・デ・メロ/著 女子パウロ会」から。黙想を行うための準備は次のようなものである。 カトリックでも黙想では、一日中沈黙を守りじっと座っていることができるようにならなければいけない。 読書をせず、気が散ることを避ける。 沈黙での神との語らいにひたすら時間を費やす。...
View Article生きながら畜生となるしるしには
◎至道無難四首 至道無難の道歌、四首。 神仏に祈れば寿命が延びるかという人に 浮世のしなは 変われども 死ぬる一つは変わらざりけり 道を問う人に 鶯の子は紛いなきほととぎす 何とて声の別に鳴くらん ある人に たちまちに死に果ててみる心こそ かりに仏と 名はつけにけれ 坐禅 生きながら畜生となるしるしには 坐禅の床にをられざりけり 寿命が少々延びても死ぬという一事に変わりはない。...
View Article出口王仁三郎の既成宗教評価
◎時代遅れの寝息 出口王仁三郎の歌集言華から。 『根本的改革せざれば 現代の宗教死滅の他なかるべし 在来の惰力によりて 命脈を保てる既成宗教さびしき 我が国の神道仏教ことごとく 時代遅れの寝息ものなる 不徹底なる教理をいまにふりまわし 得意然たる宗教家の愚劣さ 人心を収攬すべき宗教が 今は大衆にかえりみられず 極楽と地獄をつくり人心をおびやかしたる宗教の末路 無始無終...
View Article黒化、白化、赤化
◎冥想とその結果の不確実性 黒化、白化、赤化は、心理学者C.G.ユングが錬金術研究の結果、心理の統合過程として分類しえたプロセスとされる。 心理の統合と言うと何のことかわかりにくいが、実は、その深層では、心理どころか現実そのものとなる。 黒色、黒化、ニグレドは、プリママテリア第一質量そのものであって、要するに本来の自己を悟っていない状態のことである。...
View Articleヌミノース
◎深い感情的動きを伴う情動付きエネルギー 悟りを心理現象として捉えることに意味はないが、敢えて悟りを心理現象として捉えれば、意識が無意識をコントロールしようとトライを始めるが、無意識の圧倒的な力と存在感を感じることで常に不安と絶望に直面させられる。それは必ず自分の死を思い起こさせるものである。...
View Articleエメラルド・タブレット(ドウリル)
◎アメジスト・タブレット・プロローグへ エメラルド・タブレット(ドウリル)は、ドウリル博士が霊視したか自動書記したかわからないが、そのような形で、ピラミッド内にある12部中の10部を読み取ったものというふれ込みのもの。 30年前に読んだものは改訳され、本文と注釈に分かれているものが出されている。...
View Article神様のお守り
◎仕事が成ること、変えること 人間は、自分の力では髪の毛一本白くも黒くもできない。いわんやこの悪魔の横行する時代において、何か善いことをしようとする場合、本来成功すべき仕事であっても善い仕事にはかえって悪魔が邪魔をする。 これは甘い果実に悪い虫がつくようなものであって、これを防ぐには神様のお守りを受けるより他にこれを防ぐ道がないものである。...
View Article受胎と出産
◎肉体、空想力、形態、影響 パラケルススが受胎と出産を分析する。注目点は、その願望と現実化の要素とプロセスである。 『受胎と出産には四つの部分が属する。すなわち肉体、空想力、形態、影響がそれである。 「肉体」は、はじめから定められたように一つの肉体と成り、それ以外のものには成らない。 なぜなら樫の木が樫から成立せねばならないのが自然の法則であり、人間の肉体においても同じことがあてはまる。...
View Article出口王仁三郎の受胎から人生へ
◎無限の実在界に更生するのが目的 出口王仁三郎は、まず受胎時の両親の精神状態を問う。すなわち両親が悪逆無道であれば、子も悪逆無道であり、逆に両親が至正至直であれば、子も至正至直であるという。 (霊界物語第4巻第三四章 紫陽花) さらに出口王仁三郎は、人生50年全体をも妊娠期間中の十月十日にたとえ、受胎とは、単なるスタートラインに過ぎないとも捉えている。...
View Article古代ローマの占星術全盛
◎西洋占星術の評価 古代ローマは、占星術全盛の時代だった。 ドミチアヌス帝(在位 81~96年)は、幼少の頃から占星術師により暗殺されることを予言されていた。即位すると暗殺への恐怖からご乱行、有力者の処刑,財産没収、キリスト教徒の弾圧を繰り返したが、最後は占星術の予告どおり風呂場で側近の放った刺客に暗殺された。...
View Article魔術、錬金術、占星術
◎現代的なタロット・リーディング 古代エジプト、古代ギリシア、古代ローマ、キリスト教支配の中世から近代へと西欧は、その歴史を積み上げて行ったが、その背後で蠢いていたのは、魔術、錬金術、占星術の三つの異教の伝統だった。 そして20世紀。ヒトラーに対して、演説の振り付けを行ったハヌッセン。ハヌッセンは、実はヒトラー出世の呪術を行っていた。...
View Article精神的夫婦と形式的夫婦
◎世界平和は夫婦の和合から 出口王仁三郎の夫婦論。 『夫婦こそ本当の相談相手 杉田「人間でも喧嘩したら、できるだけ怒って、言いたいことを言ってしまったら良くなりそうに思いますが、良くないんでしょうか」 王仁「それはならん。...
View Articleおすえの臨死体験
◎私を極楽へ連れて行って これは浄土真宗の明治の妙好人貞信尼物語に出ている話。貞信尼は、越後出身だが、14歳で嫁したが、病気で離縁され、以後尼僧として生きた。 さて江州高宮におすえという若い女がいたが、いつも貞信尼の教えを受けて念仏を唱えていた。 5月12日におすえは亡くなり、一時生き返った。その時におすえが言うには、...
View Article九州からの客人が生き仏に出会う
◎光を放つ念持仏 妙好人の貞信尼の続き。 ある時、信者の小松原操子のところに九州から来客があり、「折角越後にきたことだから、ご馳走よりも誰かありがたい人に会わせてください。生涯の思い出ともなるから。」との希望であったから、それならばと貞信尼の宅に案内した。 ところが貞信尼は留守であって、勝手ながら念持仏の五劫思惟の像を開扉して一緒に拝礼した。...
View Article無常の修行
◎無常迅速、生死事大 正法眼蔵随聞記第三巻に、どうすれば悟れるでしょうかという質問に対し、道元がまずは、その悟りを求める志が切実であることを求め、次に世間の無常を思うべきだと言う。 道元は,観想法などで理解するようなことでなく、これは眼前の道理だと断言する。...
View Article親の財産をもらう人、もらわない人
◎道さえ正しければ天より富は与えるもの 江戸時代の禅僧至道無難の自性記に、親の財産をもらった人、もらわない人への言及がある。 それは以下のようなもの。 親の財産を譲り受けた人がある。父は我が子とて不憫に思っているが、継母はその子を憎む。子供はその気持ちを知らず父の愛をありがたいと思う。...
View Article魂の行方 荘子
◎道枢 荘子斉物論篇に生と死の区別のないところがある。 曰く、生は死であり、死は生である。果たして彼とこれの違いはあるか。彼と是れの違いのないものを道枢という。枢にして初めてそのリングは中心を得て、以て無窮に(臨機応変に)対応することができる。 世界のあらゆる事象をリング(環)と見て、その中心たる道枢を得れば、あらゆるものに縦横に対応できる。...
View Article道元の見る善事悪事
◎小悪から戦争まで 正法眼蔵随聞記から。道元の善悪観と因果応報観がまとめて出ている。 それでもって犬に仏性ありやなしやで因果を昧(くら)ますことはできない。 『夜話で道元が言った。 世間の人は善事をなす時は、他人に知られようと思い、悪いことをする時は、人に知られまいと思うので、この心は仏の心にかなっていないので、なしたところの善事に報酬はなく、人に隠れてするところの悪事には罰があるものだ。...
View Articleヨブへの答え
◎先進国と発展途上国 旧約聖書のヨブ記では、神がサタンの悪意の行使を認めたばっかりに、行ないの正しいヨブが、子供を殺され、財産を失い、不治の病いに苦しむことになる。 さてこの世には2種類あって、神とサタンがいてその振幅の間を揺れ動く世の中と、神とサタンが結婚した世の中である。 大雑把にいえば、発展途上国の人の大半は、神とサタンがいてその振幅の間を揺れ動く世界に生きている。...
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