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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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黙想で気が散る対策

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◎オープンマインドとマントラ

「何を、どう祈ればいいか アントニー・デ・メロ/著 女子パウロ会」から。黙想を行うための準備は次のようなものである。

カトリックでも黙想では、一日中沈黙を守りじっと座っていることができるようにならなければいけない。
読書をせず、気が散ることを避ける。
沈黙での神との語らいにひたすら時間を費やす。

これが黙想時のスタイルで、修道院の中でも日に5、6時間も黙想するのは長い方らしいが、禅の接心では日に12時間以上座るとして、これでも時間が短いのではないかと疑問を投げかけている。

でも一般に日に5時間も座れるようになるのは相当に進んだ人だろうと思う。

アントニー・デ・メロ氏が初心の頃、祈りを始めると1、2分で気が散り、気が散るのと黙想の間の往復が始まり。祈りの時間の9割は、気が散っていたという。

それを指導者に相談すると、気が散ったら、ロザリオの祈りを何十回も唱えなさいということであった。

それは単なるロザリオの祈りというマントラ念唱でなく、キリストの愛を体験する恵みを乞い願うという、オープンマインドの心構えを伴うもの。

黙想が深まっていけば、神を知る、聖霊に感じるというところへ進み、やがて観想も行うのだろうが、今の人は、それ以前であって、「黙想」の時間がとても不足している。それに伴う弊害も無視できないほど広がっている。

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