Quantcast
Channel: アヴァンギャルド精神世界
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

万事を休息する

$
0
0
◎休息すべき万事もない

正法眼蔵第十一坐禅儀「諸縁を放捨し、万事を休息すべし。善すら不思量なり、悪すら不思量なり。心意識でもなく、念想観でもなく、作仏を図する事なかれ。坐臥を脱落すべし。」

同じく道元の普勧坐禅儀「それ参禅は、静室宜(よろ)し、飲食節あり。諸縁を放ち捨て、万事を休息して、善悪を思わず、是非を管することなかれ。心意識の運転を停め、念想観の測量を止めて、作仏を図る事なかれ、豈に坐臥に拘らんや。」

只管打坐にあたって、道元の説くスタイルは、「まず。諸縁を放ち捨て、万事を休息して、善悪を思わず、是非を管することなかれ。」であって、正法眼蔵、普勧坐禅儀ともほぼ同じことを唱えている。

あらゆる関わり合いを放ち捨て、すべてをとりやめて、善悪をも思わず、正しいとか間違っているとかいうのも棄て去って坐るのである。

これはあくまで坐り方を言うのであって、目指すところは、放ち捨てる諸縁もなければ、休息すべき万事もないところであるのは言うまでもない。

達磨の二入四行論に登場する縁禅師が、真理を他人に教えることなどできないと語った真相がここにある。




【悟りとは何か】 【ダンテス・ダイジ】 【クリシュナムルティ】 【OSHOバグワン】 【出口王仁三郎】 【道元】 【生の側から窮める】 【死の側から窮める】 【通俗人間性からのジャンプ】 【肉体】 【エーテル体】 【アストラル体】 【メンタル体】 【コーザル体】 【アートマン】 【ニルヴァーナ】 【アトランティス】 【現代文明】 【日本の行く末】




Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>