◎真っ先に入る
趙州は唐末の禅僧、棒で殴らず、
喝を用いず、言葉だけでやった。だが、発生し来る精神異常者用に棒くらいは置いていたかもしれない。
崔朗中という地方政府高官が、趙州に質問した。
「あなたのような大善知識でも、地獄に堕ちることがありましょうか」
趙州「それはある。自分は真っ先に入る。」
崔朗中「どうしてそんなことがありましょうか」
趙州「自分が入らなかったら、あなたにお会いするわけにはいかないのです。」
現代人は、地獄のような現代を闊歩している。つき合ってくれるのは、
縁であり、つきあったら
慈悲である。