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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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ゴールデングローブ賞、エマ・ワトソンら300人が黒いドレス

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◎#Me too

2018年1月7日、アメリカ映画界の一大イベント、ゴールデングローブ賞の発表・授与式が行われたが、女性へのセクハラに抗議して、あでやかとは言えない黒のドレスの競演となった。

欧米社会には、エレベーターやドアでは女性を優先するなど変なレディ・ファーストな習慣がある。その点では、馬脚を現した。ただ今の日本もそうだが、セクハラへの損害賠償を恐れてセクハラをしないというのでは、本当は本末転倒なのではないかと思う。
セクハラ防止法という法令遵守を狙ってセクハラしないというのであれば、根源にある女性蔑視は何ら変わるものではない。

イエス・キリストではないが、心の中でセクハラしているのでは、それは実際にセクハラしているのと同じ。隠された欲望は、無意識の中に温存され、いつか規制を受けないチャンスがめぐってくるのを待つ。

権力のない者、金のない者、美人でない女性、腕力が弱い女性を歯牙にもかけないのでは、優勝劣敗、弱肉強食であり、地獄の様相であり、人間の下等な部分の発現である。

全世界の立替立直しは、大自然の法則から人間社会があまりにも乖離しすぎた場合に、これを一気に矯正しようとする動きであるが、こうしたセクハラも大自然の法則から大きくズレた行為の一つである。

セクハラが悪いことだと思う人が増えるということは、女性も一人の人間としてリスペクトされるということ。こんな当たり前のことができてくるのは些細なことのように見えるが、実は至福千年への小さな着実な一歩だと思う。


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