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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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映画フラットライナーズ(2017)

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◎死を正面から取り扱う心意気

この映画は1990年のフラットライナーズのリメイク。5人の若いお医者さんが組んで、うち4人のお医者さんが薬物投与と電気ショックで、1分~4分程度の臨死体験を自発的にする話。

臨死時には、脳死が進行するので、蘇生作業は時間との闘い。その緊迫感よりは、臨死体験した4人が神に出会うかどうかに注目して見ていったが、神には出会わなかった。

誰かチベット死者の書ばりに、死のプロセスが進行する映画を作ってくれないものかとも思った。

キリスト教国では、輪廻転生は描きにくいだろうから、仏教国日本で、死と成仏、転生を描き、肉体乗換もあるという映画なら見どころ一杯なのだが。

本作では、臨死体験した四人が、過去に犯した自分の罪にさいなまれる「心の鬼」への取り組みが後半の中心だが、臨死体験者4人全員霊道が開けてポルターガイストなどホラー映画的展開になったのはいただけなかった。

私から見れば出来は今一つだが、死を正面から取り扱おうというアメリカ映画の心意気、フランクさは高く評価したい。スピリチュアル分野の映画ファンとしては、いつまでもホラー映画とかオカルト映画、カルト映画を見たい人ばかりではないと思うのだが。

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