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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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女丹 女の悟り-3

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◎オルガズムを生涯一度も体験したことがない女性が多い

ある日、ダンテス・ダイジがとある喫茶店でとても静かなバイブレーションを放つ女性がいることに気がついた。

そのバイブレーションが起こる原因は、彼女のオルガズムにあると彼は言った。世に夜のむつ言を交わす男女は多いが、女性がいかに十分なオルガズムを得ることが稀なことよ。

その事情は、単身世帯が増え、結婚する人が減り、4割がおひとりさまで暮らしている現在では、更に悪化しているのだろう。

エロスとタナトス、性と死を語る識者、マスコミは多い。だが死を語るのでは本も売れずアクセス数も増えず、コンビニに並ぶ本の主流はエロ系である。紙メディアでもwebでも男性の性的満足の視点で書かれるものばかりで、女性の性的満足で書かれるものは女性週刊誌の一部くらいのものではないか。

黙示録では、世の終わりの原因は叫びであって、平たく言えば、自己実現しないことへの欲求不満と男女の性的欲求不満から来るものが叫びとして表現されると思う。性的欲求不満はより女性において問題は大きい。

世界平和は夫婦の和合からという古いスローガンもそれを暗示している。

ウーマン・リブ、女性解放運動は、いろいろな側面はあるのだろうが、昔は性倒錯とされていたレズビアンが、LGBTとして公認されるという逆流を見ている。

だがそれは、本来の課題である女性のオルガズムの実現とは何の関係もない。

女性の悟りの位置づけは、女性にとってのオルガズムの位置づけと切り離せないところがある。

女性のオルガズムの問題では、オルガズムを生涯一度も体験したことがない女性が多く、“女性のオルガズム”をまともに議論するのがとても難しいという側面がある。

それは男性の側の問題でもあり、社会全体の問題でもある。
この議論は、世情大いに誤解を招くだろうが敢えて出さざるを得ない。



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