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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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世界樹−15

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◎世界樹の座標

世界樹は、倒立しており、根が神・涅槃・道・大日如来・全体の側を指していることから、方向性としては、一方通行と言って良い。

この見方の延長線上に、ダンテス・ダイジが言うところの「現代のテーマとは、メンタル体における、自己実現のマニピュラ・チャクラから愛のアナハタ・チャクラへの上昇」がある。メンタル体チャクラは、垂直に配列しているわけではなく、それぞれが並列とされるが、ここでは、会陰のムラダーラ・チャクラを基底のスタート地点として、頭頂のサハスラーラ・チャクラをゴールとするベイシックな構造を意識しているように見受けられる。

チベットに密教を伝えたパドマサンバヴァの「生きとし行けるものはすべて、限りない回数、死しては生まれ変わってきている。彼らはこの名状しがたい光明(『原初の光』)を幾度となく体験しているにも関わらず、無知の闇に妨げられて、無限の輪廻を果てし無くさまよっている。」という言葉も、無知をスタート・ラインと見、名状しがたい光明をゴール・ラインと見ており、ダンテス・ダイジの見解と軌を一にしたものである。
世界樹の基本線とは、このような見方が底流に流れている。

こうした一本線の見方に対して、この方向性を循環型で見る見方も存在する。

19世紀インドの聖者ユクテスワによれば、地球文明は2万4千年で1周期。最も神に近づく時代を頂点(ヴィシュヌナビー=宇宙大中心に最接近)として、1万2千年は下降し、続く1万2千年は上昇する。前回の頂点の時期は紀元前11500年。これから1万2千年間人間精神は下降を続けた。現代は最も神から遠ざかった時代からわずか1200年ほどを経過したポジションにある。

カリ・ユガ期の西暦500年が下降のボトムで、最も神に遠ざかった時代。これより1万2千年は上昇の時代になる。それからカリ・ユガ期は1200年続き、西暦1700年にはドワパラ・ユガ期(2400年間)に入った。

現代は、ドワパラ・ユガの300年ほどを経過したところ。ドワパラ・ユガの時代のテーマは、物質界を作り出している原理である精妙な電気的力を理解することだと言われる。電気的力とは、エーテル体レベルの諸力なのだろうと思う。 

こうした循環を、インド人はリーラ=世界遊戯という美しい言葉で表現し、後白河上皇は、「遊びをせんとや 生まれけむ 戯れせんとや 生まれけむ. 遊ぶ子どもの声聞けば 我が身さへこそ ゆるがるれ」と詠じた

さて世界樹とは、こうした漸進的な徐々に変化する世界全体をついに無記である、言葉で表現することのできない世界へと逆転させるプロセスのことであるが、これを一気に大逆転させるチャレンジもある。

【ザ・ジャンプ・アウト 021】







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