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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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生命の木とアップルの秘密

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◎りんごの実を食べる

旧約聖書の創世記。エデンの園の中央には、二本の木が生えている。一本は知恵の木で、もう一本は生命の木。知恵の木とは善悪を知る木であり、神が食べることを禁じた。この木の実がリンゴであり、蛇がイブに勧め、更にイブに勧められたアダムがこの知恵のリンゴを食べて、人間に生と死が発生することになった。これがappleの齧られた林檎。

ユクテスワの説明では、
生命の木とは人間の身体のこと。脊髄は木を逆さにしたようなもので、頭髪が根、知覚、運動両神経が枝にあたる。
この神経系統の木には、視覚聴覚嗅覚味覚触覚の五感というおいしい実がなっている。
人間はこれらの果実を自由に楽しんでよいが、ただ性の経験だけは、つまり肉体の園の中央にあるりんごの実を食べることだけは禁じられていた。
(参照:あるヨギの自叙伝/パラマンサ・ヨガナンダP177-178)

更にユクテスワは、「善悪を知る」とは二元性の原理を経験することを意味し、アダムの理性、イブの感情という二元であるわれらの両親を、調和のエデンの園に連れ戻すこことがすべての人間の責務であるとする。

二元性を超えるとは、好き嫌いを超えるということ。それが天国と地獄の結婚。林檎を食べたままでは、それは成りにくいので、神は林檎を食べるのを禁じたのだ。

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