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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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冥想の効用のない部分-1

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◎概説
◎冥想の効用のない部分、ある部分-2

冥想の効用のある部分については、損得と便利優先マインドの大勢の現代人に向かってあまり一生懸命説明する必要はないと思う。冥想の効用のある部分とは、現世利益、願望成就であって、わかりやすいからである。

だから現代人にとって、本丸は冥想の効用のない部分である。冥想の効用のない部分とは宗派によって、なにもかもなし、非実在、非実存、非在、ニルヴァーナ、エンソフ(アインソフ)、無、第七身体、天御中主神、大日如来などといろいろな呼び名がある。言葉で表現できない沈黙という表現の仕方もある。

人間にとっていわゆる神とは、宇宙全体、世界全体であるところのものも神でもあるが、正統な宗教では、その宇宙全体、世界全体が更に死ぬのが、この第七身体であることも示す。

これによって、世界全体宇宙全体の転々化々する現象は、相対的な位置であるかのように理解される。だが永遠不壊は、第六身体の属性でもあり、第七身体をなにもかもなしと見れば、人間にとって、この世はドリームでもあり、リアルでもあり、となる。

一個人の冥想修行カリキュラムとしてみれば、カリキュラムの中には、大きく見て二つの死が存在する。最初の死は、自分個人が死んで、自分の知り合いも、自分の生きる宇宙も死んで、宇宙全体、世界全体として再生するところの死。

そして二つ目の死は、その宇宙全体、世界全体が死に、ニルヴァーナ、モクシャとなること。冥想の効用のない部分とはまさにこの部分のこと。

ところが功利的な人は、宇宙全体、世界全体が未来永劫滅びることがないのであれば、最終段階である第七レベルのニルヴァーナまで進む必要はないのではないかと思う。

だが理由はわからないが、正統宗教では、第六身体アートマンと第七身体ニルヴァーナは常にペアで存在する。その二つの関係性は、OSHOバグワンとダンテス・ダイジだけがかすかに説明している。

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