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神智学とクリシュナムルティ

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◎脱チャネリング

神智学はもともとロシアの19世紀最大の霊媒ブラバツキー夫人が始めたものである。1873年ベールを脱いだイシスという本を自動書記で記述し、この本が評判となり、知名度を上げ、設立したばかりの神智学教会を、彼女はボンベイに遷した。

1884年心霊研究教会が、彼女の家政婦の語るブラヴァツキー夫人の霊界通信はすべてイカサマだという話を信じ込み、彼女の霊界通信を弾劾した。

ブラヴァツキー夫人は、この弾劾による汚名を晴らせぬまま、1891年60歳で心臓病で逝去した。

1900年ルドルフ・シュタイナーが神智学協会に登場し、1910年頃には、シュタイナーは、ヨーロッパを代表する有名人となった。同時期にペザント夫人がクリシュナムルティを新たな救世主の乗り物として紹介したことがきっかけで、神智学教会は、ペザント夫人の一派と、シュタイナーの人智学協会に分裂した。

シュタイナーは、信奉者に祭り上げられて、アヴァターラ(神の化身)として新世界宗教を開こうかという勢いであったが、折しも勃発した第一次世界大戦によりそれも成らず、ドイツ敗戦の影響も消え去らぬ1925年に世を去った。

ブラヴァツキー夫人や、ペザント夫人の一連の動きは、結局アストラル体レベル止まりの霊界通信や霊言、チャネリングの研究を中心としたものである。いわゆる霊がかりなものである。

霊がかりは結局、人間の根本的救済とは何の関係のないものであるから、その真相を感じ得たクリシュナムルティは、只管打坐的な悟りにあって道を説くという手法を選ぶことになる。その証拠にクリシュナムルティの話にはほとんど霊言やチャネリングの話は出て来ない。意識的に忌避すべきものと認識していることがうかがえる。

霊的なことは、付随的なことであって、本質的なこととは関係ないのだ。

【チャクラと七つの身体−149】
◎アストラル体−18
1.霊がかりを排す-18
【ザ・ジャンプ・アウト203】

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