Quantcast
Channel: アヴァンギャルド精神世界
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

アストラル・トリップ後の肉体

$
0
0
◎肉体の睡眠状態

出口王仁三郎の死のトリップ後の肉体に引き続いては、最近流行しているアストラル・トリップ後の肉体について。

死後の肉体は非常に痛みやすいものだ。それでは、3種ある体外離脱のうちアストラル・トリップ(OBE)後の肉体について、アストラル・トリップを発生させる準備から見てみる。

『食事−ヘビーな食べ物、たとえば肉、香辛料を使ったもの、脂っこいものは避けよ。

信じること−遊体離脱経験は良いものだという信念システムを自分の中に刷り込め。場所の感覚を消し去ろう。

場所−電機製品のない、きちんと整頓された場所を見つけよ。自分は安全だと思える場所であることも重要。

ポジション−仰向けになる人が多い。ヨガの心得がある人は蓮華坐あるいは半蓮華坐がお勧め。まわりで何かが動いてもそれに邪魔されないよう、四方のスペースを十分に取ること。

目的−ゴールを明確に。あなたはどこへ行きたいのか。だめ、地元の高校のロッカールームはいけません。歓迎されるような所にすべき。おもしろいことに、OBE前に、目的地への道筋をおさえておくとうまくいく場合が多い。これは自分の死の体験をデザインすることに関しても重要な示唆を含んでいるのではないか。

リラックスした状態ヘ漂う−身体のある部分一カ所に自分の意識を集中させる。しばらくそれを続けたらその部分を意識から消す。呼吸は深く、規則正しく。体を眠りに「落とし」ながら精神は鋭敏なままに。自分の松果体腺または「第三の目」にエネルギーを集中させること。

言語を司る部分を沈黙させよ−自分の呼吸に耳を澄ませばこれができる(意識の高い状態から言葉のゲームを切り離す練習法はいくつかある。たとえば言葉で言い表す「言葉を聞く」ことなしに読んだり、タイプをしたり、踊ったり。武術や武道もここに加えられるだろう)。

自分にまつわる諸概念をなるべく多く置き去りにせよ−大学の学位、人種的プライド、セックスをめぐる達成、政治的な悩み、最近の自分の人気など。とにかく荷物は少なくする。

たったこれだけのことだ。OBEの準備さえ整えれば、あとはここからそこへ移動するだけ。
もちろんそれが必ずしも実現するとは限らない。だが、もし実現したらこんな具合になるだろう。』
(死をデザインする/ティモシー・リアリー/河出書房新社p215-217から引用)

こういう環境ができあがるとアストラル・トリップが始まるわけだが、死のプロセスでは、呼吸停止、心拍停止が起こるのに対し、ここでは、意識は清明ながら肉体の睡眠状態が期待されている。肉体の睡眠では、呼吸停止も心拍停止も関係ない。

この辺が、正統的なクンダリーニ・ヨーギ(death tripper)が、アストラル・トリップをして児戯にも等しいと酷評する所以の一つなのだろう。頭頂から出て死の世界に入るというのは、通俗的アストラル・トリッパーの想像だにできない地平の彼方にあるのだ。

それにしても出口王仁三郎は、6度死なないと徹底できなかったのだろうか。また高野山の覚鑁も虚空蔵求聞持法に何度もトライしたというのは、本当に虚空蔵求聞持法だったのだろうか。

【チャクラと七つの身体−183】
◎アストラル体−52
2.アストラル体の性質−33 肉体からの脱却-15アストラル・トリップ後の肉体
(ザ・ジャンプ・アウト237)

人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

Latest Images

Trending Articles

<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>