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言霊とは日本の風土-4

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◎天地の真理を知るには自分の水火(息)を知らねばならぬ

出口王仁三郎の言霊学総論の続き。

天地は陰陽あるいは、水火にてできあがっている。天地の真理を知るには自分の水火(息)を知らねばならぬとは、本山博の説明を借りるならば、水はエーテル体の呼吸、火はアストラル体の呼吸。つまりクンダリーニ・ヨーガなのである。ゆえに古事記の神代の巻とは、火水与(かみよ)の巻のことだとする。

天地の間に肉眼をもって見る事の出来ない火水がある。火水(かみ)と云う場合は、これを体すなわち場あるいはポジションと見るもの。水火(いき)と云う場合は、これを用すなわちダイナミズムとみるもの。

これでもって、陰陽(いき)と陰陽とを結合させて万物を産む。

天地と同様に人の体内にも火水があって、これを霊水火(たましい)と云い、また気(いき)とも云う。この火水のことを霊水火(たましい)と唱えるのは体であり、息と唱えるのは用である。

故に息と息とを結合させて物言い、気と気を結合させて人を産むのである。

つまり人がものを言うというのは、一種の創造行為であり、他方人の気と気が結合した場合は人が生まれる。


『博く天地の真理を知り、神の御経綸を究めようとするならば、近くは自分の水火(いき)を知ることにある。

これぞ神国大本の教えであって、既に古事記の神代の巻と唱えたが、それは火水与(かみよ)の巻という意味である。

天地の水火(いき)を結合させて(与(くみ)て)万物を生じさせ、人間の水火を結合させて(与(くみ)て)言(ものをいう)ことを知るべきだろう。

天地の間に肉眼をもって見る事の出来ない火水がある。これを火水(かみ)と云う。神と唱えるは体にして、水火(いき)と唱えるのは用である。故に陰陽(いき)と陰陽とを結合(与(くみ)て)させて万物を産むのである。

人の胎内に火水あり、これを霊水火(たましい)と云い、また気(いき)とも云う。霊水火(たましい)と唱えるのは体であって、息と唱えるのは用である。

故に息と息とを結合(与(くみ)て)させて物言い、気と気を結合(与(くみ)て)させて人を産むのである。』
(雑誌神霊界大正7年3月号の言霊学(by出口王仁三郎)という記事を現代語に直してみました)


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