◎火山活動の影響
数日前に北京の気温が42度という報道があった。昔は35、36度にはなったかも知れないが、40度台はなかった。黒雲が中国の中原全体を巡り歩くのでは仕方ないかも。
最近気象庁のHPで過去15年位の平均気温を確認したところ、世界の気温は間違いなく上昇しつつあることを確かめた。
一部に小氷河期の到来を唱える者もいるが、それは、あまり考えにくいのではないか。ただ寒冷化に向かう大きな要素が見えることもまた間違いない。それは世界各地の火山活動の活発化である。
火山活動での寒冷化のメカニズムは、要するに上層大気に硫酸水滴の雲ができて太陽光の地上到達を減少させることで、低温化と少雨を惹起するということだそうだ。寒冷化も温暖化も最後は農作物の生産に影響を及ぼす。ノストラダムスの見た終わりの時代は、少雨の国だった。
以下は、気象庁HPのFAQhttp://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/ipcc/ar5/ipcc_ar5_wg1_faq11.2_jpn.pdfから引用
『大規模な火山噴火は、二酸化硫黄ガスを上層大気(成層圏とも呼ばれる)に注入し、それが水と反応して硫酸水滴の雲を形成する。これらの雲は太陽光を宇宙に反射し、太陽エネルギーが地球表面に到達するのを妨げることによって、地球の表面を下層大気とともに冷やす。この上層大気の硫酸雲はまた、太陽、地球、下層大気からの放射エネルギーも局所的に吸収し、これにより上層大気を加熱する。
地表面の寒冷化に関しては、例えば1991 年のフィリピンのピナトゥボ山の噴火では、約2000 万トンの二酸化硫黄(SO2)が成層圏に注入され、地球の温度を最大1 年間にわたって約0.5℃低下させた。噴火はまた、世界的に降水量も減少させる。これは地表面での入射短波の減少が潜熱加熱の低下によって相殺されるためである(すなわち蒸発量が減少することによって降雨も減る)。』
数日前に北京の気温が42度という報道があった。昔は35、36度にはなったかも知れないが、40度台はなかった。黒雲が中国の中原全体を巡り歩くのでは仕方ないかも。
最近気象庁のHPで過去15年位の平均気温を確認したところ、世界の気温は間違いなく上昇しつつあることを確かめた。
一部に小氷河期の到来を唱える者もいるが、それは、あまり考えにくいのではないか。ただ寒冷化に向かう大きな要素が見えることもまた間違いない。それは世界各地の火山活動の活発化である。
火山活動での寒冷化のメカニズムは、要するに上層大気に硫酸水滴の雲ができて太陽光の地上到達を減少させることで、低温化と少雨を惹起するということだそうだ。寒冷化も温暖化も最後は農作物の生産に影響を及ぼす。ノストラダムスの見た終わりの時代は、少雨の国だった。
以下は、気象庁HPのFAQhttp://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/ipcc/ar5/ipcc_ar5_wg1_faq11.2_jpn.pdfから引用
『大規模な火山噴火は、二酸化硫黄ガスを上層大気(成層圏とも呼ばれる)に注入し、それが水と反応して硫酸水滴の雲を形成する。これらの雲は太陽光を宇宙に反射し、太陽エネルギーが地球表面に到達するのを妨げることによって、地球の表面を下層大気とともに冷やす。この上層大気の硫酸雲はまた、太陽、地球、下層大気からの放射エネルギーも局所的に吸収し、これにより上層大気を加熱する。
地表面の寒冷化に関しては、例えば1991 年のフィリピンのピナトゥボ山の噴火では、約2000 万トンの二酸化硫黄(SO2)が成層圏に注入され、地球の温度を最大1 年間にわたって約0.5℃低下させた。噴火はまた、世界的に降水量も減少させる。これは地表面での入射短波の減少が潜熱加熱の低下によって相殺されるためである(すなわち蒸発量が減少することによって降雨も減る)。』