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中国の7軍区を統合し4戦区へ

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◎四分割への環境整備

中国の習近平国家主席は、2015年11月中央軍事委員会改革工作会議で、米軍をモデルに「統合作戦指揮体制」を本格導入し、戦えば勝てる軍の体制に改変する。

中国軍は、北京、瀋陽など陸軍主体の7軍区(瀋陽、北京、蘭州、成都、広州、南京、済南)と、海空軍、第2砲兵(戦略ミサイル部隊)で構成されるがこれを四つの「戦区」に改編する。

四戦区の区割りについては、ちゃんと報道されていないのでよくわからないが、東北(瀋陽-済南戦区)、西北(蘭州戦区)、東南(南京-広州戦区)、西南(成都戦区)の4大戦区で、それぞれの司令部は北京、蘭州、広州、成都に設置されるらしい。

また従来軍区から独立していた戦略ミサイル部隊が、どれかの軍区に所属するらしいので、核戦争のハードルは従来よりも低くなると考えられる。

こうしてなぜだかわからないが、中国は四分割への環境を整えていく。共産主義国家の分裂の先例はソ連だが、ソ連の分裂は経済危機を原因として起こった。中国の分裂も経済危機で起こるのだろうか。

また中国は太平洋の西半分を寄こせなどと米中首脳会談で言ったりしているので、この中国軍の改変が日本にとって何を意味するかは明らかである。

ICBM、SLBMなど大陸間弾道弾で、米、ロ、中が相互に都市、主要施設に照準を合わせる中、核発射ボタンのハードルは確実に低くなっていく。

建国以来貧困に苦しんでいた中国に、円借款、無償資金援助、技術協力など宋襄の仁を見せ続けてきた日本。昔と違って隣国の混乱は、ミサイルによって、即時に隣国の国土を脅かすとんでもない時代に入って久しい。

日々の冥想を。

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