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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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ブログ開始満11年

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◎稀なる覚者から天皇家の改宗歴など

今日でこのブログを始めて11年となった。偏に読者のたまものであることは、いうまでもありません。毎日のアクセスIP600弱のうち150くらいは、ロボットのようなので、正味読者は400人くらいのものだと思う。いつもありがとうございます。

累計訪問者IPも2百万になろうとし、またpegeviewも12百万になろうとし、一定の影響力を与えてきた。Googleで“精神世界”で検索すると、ここ7、8年は上位10傑に入り続けている。

この11年の大半は、冥想手法の整理・研究が主体で、【ザ・ジャンプ・アウト】というシリーズでそれは一区切りをつけた。その後は、社会と人間のかかわりについて一歩踏み込んで考究し、宗教・信仰とライフ・スタイルなどについて様々な角度から見てみた。

OSHOバグワンは、晩年アメリカで12日間に6箇所の監獄をひきまわされ、毎日少量の毒物投与を受け、それが原因で寿命を縮めることになった。その原因を、彼は、現代には悟った人間が少なすぎるせいだとした。悟った人間は、稀少であるがゆえに、歴史的に排斥される傾向がある。イエス・キリスト、達磨然り。

現代は、アクアリアン・エイジであり、悟った人間が多数出る時代だと言われて久しい。悟った人間が多数出ていれば、あるいは多数出そうな環境ができていれば、OSHOバグワンは成功し、寿命を更に伸ばしていただろう。だが現実は、11年前と変わらず、悟った人は稀である。

あいにくと、今でも悟りのさの字もない人間が、「私は悟った」自称し、宣伝と金儲けに邁進しているが、これはカルトを形成していないから良いという類のものではあるまい。

悟っていない人間が、悟りを他人に教えてはならないのだ。
悟っていない人間が、悟りで金儲けするのを、イエスは「終わりの世には偽預言者が多数出る」などと霊視したのだ。

中国人に爆竹を鳴らして面白いのかと問うと「開心了(スカッとするんだ)」と答えるという。中国人もスカッとしない部分を抱えて生きている。

故人となった本山博は、長く人生を歩いてきた人や心臓の悪い人の身体の中には、本当は排出されなければならないもの、消費して衰えたエネルギーがたくさんたまっていると指摘する。彼の呼吸法の説明の中で、そうした腹から胸から体内に溜まっている不要なもの汚れたものをすべて吐き出すつもりで口からでも鼻からでも吐き出すとし、一応息を出し尽くした後でも、腹と胸から徹底的に吐き出すというのがある。

このように、人間は生きれば生きるほどスカッとしないものを奥底にため込んで生きているのだ。それを爆竹とか戦争(大きな爆竹みたいなものかもしれないが)によらず、スカッとさせるもの、それが冥想の究極にある。

そういう冥想手法はまともな宗教には必ず伝承されているのだが、それを伝えるまれな覚者がいても伝わるかどうかは、受ける自分の機縁次第ということになる。

そして日本は天皇制の国。天皇家の改宗は歴史上何度か起こっている。
近くは明治維新で、神道の習合付き仏教だったのが、神道に改宗。
それ以前は、古事記編纂の時代(712年和銅5年)で、神道が改竄された。おかげでそれ以前の神道の姿はわからない。

それから6世紀半ばの欽明天皇の時代の仏教公伝。その後いつのまにか天皇家は仏教が主で神道が従という習合スタイルで江戸末期までいく。天皇家の仏教において空海の影響力は強力であった。

この習合というスタイルが既に宗派なき冥想道を体現しているといえ、今更万教同根などといわなくとも、教義がメインでなく、冥想という体験とはいえない体験が眼目であることを天皇家周辺ではわかっていたということになるだろう。

これからもよろしくお願い致します。

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