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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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脳の電気活動停止と微細身

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◎意識と「自己」

悟りとは、死の技術である。自分が死ぬ。
クンダリーニ・ヨーガの究極では、心停止、脈拍停止がある。
医療現場では以下の文章のように、死ぬと10秒ほどで脳の電気活動が停止する。ところがごくまれに死の起こったプロセスを正確に記憶している人がいる。

『人は死ぬと、ハンマーの一撃を喰らったように瞬時に意識を失い、脳の電気活動は10秒ほどで停止する。科学的にいえば、こうした状況下で意識を失っている人は当然ながら、その体験について、正確な発生順の詳細にわたる明快な記憶や説明を報告することはできないはずである。

そして、実際、なんらかの脳損傷を負った患者の大多数は、事故の直前直後のことを憶えていない。しかし、どういうわけか、臨床的な死の期間にこうした心的プロセスを自覚していたと主張する人びとは、まったく気づいていないはずの詳細を思い出すという説明不可能な能力に恵まれている。

それゆえに、この体験は心に関する新たな科学的理論への道を示している可能性があると、わたしは考えている。ニューロン・レベルでの電気的かつ化学的な発火があらゆる認知的プロセスを生み出していると信じている科学者は多い。

しかし、死後に脳波が水平になった患者が、意識のない状態で手術台に横たわっている間に発生した出来事の詳細を憶えていると主張するのである。さらに信じられないことに、そうした患者の意識と「自己」は、その間天井の辺りに浮かんでいて、自分の体は眼下にあったというのである。』
(人はいかにして蘇るようになったのか/サム・パーニア/春秋社p194-195から引用)

一般的には、これは死に伴って体外離脱が発生し、その離脱したアストラル・ボディで肉体に起こることを見ていたとされる。

通常は、肉体死にあっては、人はアッという間に意識を失う。ところが、クンダリーニ上昇プロセスにあっては、意識を清明に保つことがスタート条件になっていて、意識を失っていてはダメなのだ。

しかしながら体外離脱して、自分の身体を見下ろすのはヘミシンクでは頻出だが、単なるアストラル離脱なら、大悟覚醒、神人合一とはなんの関わり合いもない。

この文章では、医学ではアストラル体離脱を認めていないと常識的な立場から述べているだけだ。
しかし体外離脱は3種あり、メンタル体で頭頂から出るのだけが正解であって、それ以外はアウトのようである。

医学的事象として、エーテル体、アストラル体などの微細身の証明にトライした人は少なくないが、肌感覚として微細身を感じない人が今の時代は大多数すぎるのだろう。

幽霊を見る人は10人に一人いるようだが、そのことは世間体が悪いので、口には出さない。
霊能力そのものも、もともと白でも黒でもないが、きわもの扱いされるので、黙っているのが当たり前の世界では、微細身のことなど議論などできまい。

未開人が眼前に巨大な鉄製の船があるのにもかかわらず、そんな船はないと言い張った話が文化人類学で出てくることがある。見たことのないもの、理解し得ないものは、無視するという心性も人間には備わっている。

次の千年王国は霊的時代と言われるが、微細身を感ずる感覚が万人に備わっているので、微細身を証明するまでもなく、あたりまえの時代なのだと思う。

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