◎皇帝クラウディウス・カエサルの妻メッサリナ
古代ローマの第4代皇帝クラウディウス・カエサルの三番目の妻メッサリナは、その飽くなき性欲で知られる。
プリニウスは博物誌で、動物はセックスで足ることを知るが、人間は四季昼夜いつでもできるし、足ることを知らないとし、その例としてくだんのメッサリナの事件を挙げる。
メッサリナは、皇帝の妻として人間は一日何回できるかを示すことが王者の誇りだと考えたらしく、職業的売春婦のうちで最も有名な娘を選び、彼女を打ち叩きながら25回もの試合を行わせた。
こういうのは、古代ローマならではのあきれたイベントと考えられていたのだろうが、はずかしいことだが、今の時代はこれに類する動画はあたりまえに存在している。
この辺が、現代人の悪に対する感度が緩いあるいは、悪に対して寛容とされるところだと思う。
クラウディウス・カエサルは、イエス・キリストと同時代の人物。こうしたローマの爛熟と腐敗が、ローマの辺境で救世主の誕生を起こし、またそのリアクションがローマ全域に広がるモーメンタムとなった。
現代人は、自分と社会全体の腐敗度について、曇りのない目でみることが必要である。その直截な手法が冥想である。
古代ローマの第4代皇帝クラウディウス・カエサルの三番目の妻メッサリナは、その飽くなき性欲で知られる。
プリニウスは博物誌で、動物はセックスで足ることを知るが、人間は四季昼夜いつでもできるし、足ることを知らないとし、その例としてくだんのメッサリナの事件を挙げる。
メッサリナは、皇帝の妻として人間は一日何回できるかを示すことが王者の誇りだと考えたらしく、職業的売春婦のうちで最も有名な娘を選び、彼女を打ち叩きながら25回もの試合を行わせた。
こういうのは、古代ローマならではのあきれたイベントと考えられていたのだろうが、はずかしいことだが、今の時代はこれに類する動画はあたりまえに存在している。
この辺が、現代人の悪に対する感度が緩いあるいは、悪に対して寛容とされるところだと思う。
クラウディウス・カエサルは、イエス・キリストと同時代の人物。こうしたローマの爛熟と腐敗が、ローマの辺境で救世主の誕生を起こし、またそのリアクションがローマ全域に広がるモーメンタムとなった。
現代人は、自分と社会全体の腐敗度について、曇りのない目でみることが必要である。その直截な手法が冥想である。