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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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現代のタブーを破り人間進化へ-2

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◎情報の信憑性

最近キューレーションサイトの情報の信憑性が問題になっている。特に薬事法、医師法にからむ部分は安直な情報は出せない。

これに対して宗教はどうか。教祖の宗教的体験については、基本は伝聞であり、後での再評価ということになる。仏典などは、かくの如く我は聞いたで始まるので伝聞そのものであり、また何百年も何千年もたってからそのことを再編集したりしているので、伝聞としての信憑性は落ちると言わざるを得ない。

また霊界イベントの描写みたい(法華経)のや釈迦前生譚みたいに出所の怪しいのまである。

新約聖書のイエスの生涯の記録も目撃者はいたのだろうが、イエスと12使徒しかいない密室に記者がいたわけではなく、あらゆるシーンが目撃されたわけではなく、多くは伝聞が入っているのだろう。

しかし宗教書というのは、起きたリアルな外的現実の描写が主眼なのではなく、教祖の内面に起きた事象の描写と評価のほうが主眼である。

ある教祖が神と出会った、あるいは釈迦が明星を見て成道したというのは、客観的科学的に第三者が認定できる何かではない。

たとえば釈迦が涅槃に入る直前に第四禅から入ったという、そのことを誰がどのように、いつ証明したのか。

キューレーション情報を批判する基準は科学的ではないということだが、事が冥想修行、宗教体験に及んだ場合、その「科学的」という規範は何の意味をも持たない。宗教では時に論理を超えたことが最大のメルクマールとして登場してくるからだ。

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