◎神意に処方箋を託す
薬籤とは、道教の風習であって、最初に三本か5本の線香を香炉に刺し、御神籤棒の入った筒を振って番号付きの細い木を出す。
次にポエと呼ばれる半月あるいは三日月形の2個一組の木片を神に祈りながら地面に放る。
平面は陽、凸面が陰とされる。陰陽ならば、その籤で神意を得たとされ、その番号にあたる漢方薬セットをもらう。
陰々ならば凶兆であり、陽陽ならば神の冷笑なのでいずれもポエをやり直す。
昔の中国は医者が不足していたので、売薬治療が主体で、医者にかかることはまずなかったようだ。よってこのポエの風習は相当広汎に行われていたらしい。神意に処方箋を託すのである。ヤブ医者、ニセ医者も多かったのだろう。投薬で治らない病気もある。
そして、人に最高神、至高神が憑ることはまずない。相当に至難の業。ポエに最高神、至高神がかかることも似たようなものなのではないか。
それでもそうしたものにすがらねばならない時期もある。
薬籤とは、道教の風習であって、最初に三本か5本の線香を香炉に刺し、御神籤棒の入った筒を振って番号付きの細い木を出す。
次にポエと呼ばれる半月あるいは三日月形の2個一組の木片を神に祈りながら地面に放る。
平面は陽、凸面が陰とされる。陰陽ならば、その籤で神意を得たとされ、その番号にあたる漢方薬セットをもらう。
陰々ならば凶兆であり、陽陽ならば神の冷笑なのでいずれもポエをやり直す。
昔の中国は医者が不足していたので、売薬治療が主体で、医者にかかることはまずなかったようだ。よってこのポエの風習は相当広汎に行われていたらしい。神意に処方箋を託すのである。ヤブ医者、ニセ医者も多かったのだろう。投薬で治らない病気もある。
そして、人に最高神、至高神が憑ることはまずない。相当に至難の業。ポエに最高神、至高神がかかることも似たようなものなのではないか。
それでもそうしたものにすがらねばならない時期もある。