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誰も書かなかった高橋信次 巨星の実像/菅原秀

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◎まったくわかっていなかった頃

誰も書かなかった高橋信次 巨星の実像/菅原秀/成甲書房を懐かしく読んだ。

高橋信次の娘の高橋佳子の真創世記シリーズがベストセラーになったこともあり、高校生大学生の頃は、GLA本はむさぼるように読み、伝統的仏教でないこんな仏教もあるのだと胸ときめいたものだ。

そんなことは言っても、当時は伝統的仏教がどんなものであって、いわんや神道が国家神道の時代や出口王仁三郎を経て現状どうなっているかなどは全く知らなかった。

高橋信次の肉体からは、金粉が出るからすごいとか、過去世を透視して、古代インドなどの異言を話す超能力には驚嘆するなど、当時の自分は超能力かぶれで、霊がかりそのものであって、まったく感心できなかった・・・と自覚するのは後年のこと。

その後GLAブームも下火になり、私は高橋佳子と同世代なのだが、中身はともかくまだ本屋で彼女の本を見かけるので、教団は続いているのだな程度の認識ではあった。

以下は読書メモ
・高橋信次は、憑依霊をとって病気を治すことを毎日のようにやった。
・プロテスタントでは、憑依霊の記述を寓話として無視している。
・カトリックには専門のエクソシストがいる。

霊能力そのものは、悟りとは全く関係ない。それが証拠に、霊能力も霊がかりも全く相手にしない禅という宗教がある。

高橋信次には光の体験みたいなのがあったようだが、それを審神することはなかったようだ。審神できる能力があれば、もっと違った展開になったかもしれない。

憑依霊についていえば、オウムで有名になった膝ジャンプは、GLAでもおなじみであり、大本教でも大正時代まではジャンプさせまくったが、やめた。低級エネルギーが憑依すると膝ジャンプするのは、日本でも中国でも古来よく知られた話だが、世間では一向にこれが常識にならないのは、日本人のナイーブさの成せる業か、マスコミのレベルの問題か。

もう霊がかりとか膝ジャンプとか言っている時代ではないはずなのだが。

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