北朝鮮の人質と避難など

◎深刻な共通の未来認識

Yahooニュースの2017年12月4日版の遠藤誉さん記事『北ミサイル、中国の本音は？――中国政府関係者独自取材』https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20171204-00078859/
において、中国は、在北朝鮮留学生の帰国を開始という記事が出ていた。有事の際に北朝鮮の人質になるのを防ぐためだそうだ。

かたや、米与党共和党のグラム上院議員は2017年12月３日、CBSテレビのインタビューで、「軍事衝突が近づいている。在韓米軍の兵士らの家族を韓国から退避させるべきだ」と訴えたそうだ。

菅義偉官房長官は2017年12月4日の記者会見で、「現時点で邦人の避難は不要」と言っているが、韓国が邦人避難の自衛隊機乗り入れを認めていない（韓国政府の同意が必要だが、同意するかどうか不明）ことは、あまり騒がれていない。

避難に1か月もかけないだろうから、在韓米軍家族の避難が始まったらまもなくだろう。

日本のマスコミは相撲取りのニュースばかりやっているが、福島原発事故の時原発から80キロ圏は、米国民退避勧告が出ていたが、それもマスコミ報道はされなかった。

韓国は、国際法的には今でも北朝鮮と交戦中。だがそんな日本だって、韓国のことを笑えない。月二回開かれる日米合同委員会は、米軍幹部連と日本のスーパー官僚幹部が出席しているそうだが、米軍の指定する日本国内の場所は事実上の治外法権だそうだから、GHQの占領はいまでも続いているみたいなかんじだそうだ。(最近そんな記事が夕刊ゲンダイに出ていたようだが、元は「知ってはいけない 隠された日本支配の構造[講談社現代新書] 矢部宏治／著 講談社」なのだろう)

要するに法的には、日本も戦後ずっと有事体制みたいなところなのだろう。

出口ナオと出口王仁三郎は、明治30年の頃にすでに日本に火の雨のビジョンを見て、それが共通の深刻な未来認識としてあって、それが大本教運動となっていった。

1999年のピークは回避し、2017年も師走となった。日本人は相変わらず実質無神論だが、どの程度冥想している人が増えたのだろうか。