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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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ムハンマドの夜の旅

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◎倒した水差しの水は流れ続けていた

預言者ムハンマドはある日、自宅から天に昇り、神に出会い、帰還した。

一日、大天使ガブリエルがムハンマドの前に現れ、ムハンマドは翼のある天馬に乗って、エルサレムの神殿に着いた。そこで7層の天界を上昇し、以下のようにイエスやモーゼに会い、神アッラーから世界のすべてを見せられ、歴代預言者と一緒に礼拝した。

7層の天界:
館・・・神
第7天(土星)・・・イブラヒーム(アブラハム)
第6天(木星)・・・ムーサー(モーゼ)
第5天(火星)・・・ハールーン(アーロン)
第4天(太陽)・・・イドリース(エノク
第3天(金星)・・・ユースフ(ヨセフ)
第2天(水星)・・・イーサー(イエス)とヤフヤー(ヨハネ)
第1天(月)・・・アーダム(アダム)

この時ムハンマドは、天国と地獄を見て、神と9万回も話をして帰って来たにもかかわらず、自分のベッドは暖かいままだったし、飛び上がる際に倒した水差しの水はまだ流れ続けていた。(出典:スーフィーの物語 ダルヴィーシュの伝承 Mind books イドリース・シャー/編著 平河出版社P41)

これが短時間に起こったことについて疑義、議論があったという。

神に出会ったのだから、肉体は死の状態にあったのだろう。だが生還確率の低いところを生還したのであるから、この記述のとおり、自室ベッドからエルサレム経由天界往復は、せいぜい数秒以内でなければならないことを意味している。

体験とは言えない体験にはそういう側面もある。

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