◎自己認識は死後でなく、今生でのみ可能
まずは、スワミ・ラーマのボディ論。
人間には肉体(食物鞘)から5つのボディがある。エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体。このほかに一なるものアートマンがある。
彼は、この5つのボディがアートマンを覆っているので、それぞれ鞘と呼ばれるとする。この見方は、個に発して全体に至る見方であり、きちんと意識しないと個から全体への逆転がわかりにくい。
アートマンが見える見えないに拘泥すると誤解しやすい。
この五つの鞘論の起源は、ヴェーダンタ。
人生の目標は、神を知ることだが、神はアートマンでもニルヴァーナでもある。
スワミ・ラーマは、アートマンについて、思い切ったことを言っている。曰く『自由はこの領域では達成されることはできず、天国のいろいろな楽しみは魂がアートマンを悟ることを邪魔します。自己認識は死後でなく、今生のここでのみ可能なのです。
死後の死んだ魂の領域で真の自己を悟ることができると信じている人々は、悲しくも幻滅を感じるでしょう。』
(聖なる旅/スワミ・ラーマ/パレードP159-160から引用)
この領域とは霊界のこと。
天国のいろいろな楽しみが魂がアートマンを悟ることを邪魔することは、ヨーガ・スートラでも言及されている。
肉体を失えば未悟の者に悟るチャンスがないという説は、宗派によっては問題発言となるが、一つ注目すべき見解だと思う。
そこに生の秘密があり、輪廻転生のモチベーションが隠れているのだろう。
まずは、スワミ・ラーマのボディ論。
人間には肉体(食物鞘)から5つのボディがある。エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体。このほかに一なるものアートマンがある。
彼は、この5つのボディがアートマンを覆っているので、それぞれ鞘と呼ばれるとする。この見方は、個に発して全体に至る見方であり、きちんと意識しないと個から全体への逆転がわかりにくい。
アートマンが見える見えないに拘泥すると誤解しやすい。
この五つの鞘論の起源は、ヴェーダンタ。
人生の目標は、神を知ることだが、神はアートマンでもニルヴァーナでもある。
スワミ・ラーマは、アートマンについて、思い切ったことを言っている。曰く『自由はこの領域では達成されることはできず、天国のいろいろな楽しみは魂がアートマンを悟ることを邪魔します。自己認識は死後でなく、今生のここでのみ可能なのです。
死後の死んだ魂の領域で真の自己を悟ることができると信じている人々は、悲しくも幻滅を感じるでしょう。』
(聖なる旅/スワミ・ラーマ/パレードP159-160から引用)
この領域とは霊界のこと。
天国のいろいろな楽しみが魂がアートマンを悟ることを邪魔することは、ヨーガ・スートラでも言及されている。
肉体を失えば未悟の者に悟るチャンスがないという説は、宗派によっては問題発言となるが、一つ注目すべき見解だと思う。
そこに生の秘密があり、輪廻転生のモチベーションが隠れているのだろう。