◎おいおい、そんなに飛んでいいのかい
サーフィン好き、Xゲーム好きの身としては、ハーフ・パイプは見逃せない競技だ。ソチ五輪の時も見ていたつもりだが、技が更に進化していたのだろう。
平昌五輪スノーボード男子・ハーフパイプでは、ショーン・ホワイトと平野歩夢のプレイだけが突出していて、他の選手とは隔絶した世界を飛んでいた。二人とも、『おいおい、そんなに飛んでいいのかい』と見るものをして怖いと思わせるシーンが連続していて、5回あるいは6回のジャンプが終わるとほっとさせられる。
最高難度4回転といえば、フイギュア・スケートも4回転、体操白井の後方伸身宙返り4回ひねりとあるが、ハーフパイプのそれは、飛距離も回天速度も比較にならず、あたかも生還を期していない人間魚雷回天や特攻機桜花の覚悟にも似たものを感じさせられたほどである。
この競技についての専門家のコメントの中には、もはや人間の技の限界に到達したというようなものも見受けられたのも当然である。
二人の評価は金メダル銀メダルと別れたが、こうした技で着地を繰り返せるのは、既に神業であった。
そうした中、戸塚選手がリップに激突!腰を強打し救急搬送されていたのは不運だったが、チャレンジの結果として起こりえる現象の一つ。
生命をかけるスポーツには、閉息潜水、8千メートル級山岳への無酸素登頂、スキーの滑降などがあるが、今ここに新たなジャンル、スノーボード・ハーフパイプが加わった。マスコミ報道では死の恐怖と戦っているなどというコメントや報道はまず出てこないが、それを忘れてはいけない。
悟りの直前には、意識を清明にし、オープンにし、すべてを棄てることが求められる。こうしたスポーツには、似たような瞬間を見ることができる。
サーフィン好き、Xゲーム好きの身としては、ハーフ・パイプは見逃せない競技だ。ソチ五輪の時も見ていたつもりだが、技が更に進化していたのだろう。
平昌五輪スノーボード男子・ハーフパイプでは、ショーン・ホワイトと平野歩夢のプレイだけが突出していて、他の選手とは隔絶した世界を飛んでいた。二人とも、『おいおい、そんなに飛んでいいのかい』と見るものをして怖いと思わせるシーンが連続していて、5回あるいは6回のジャンプが終わるとほっとさせられる。
最高難度4回転といえば、フイギュア・スケートも4回転、体操白井の後方伸身宙返り4回ひねりとあるが、ハーフパイプのそれは、飛距離も回天速度も比較にならず、あたかも生還を期していない人間魚雷回天や特攻機桜花の覚悟にも似たものを感じさせられたほどである。
この競技についての専門家のコメントの中には、もはや人間の技の限界に到達したというようなものも見受けられたのも当然である。
二人の評価は金メダル銀メダルと別れたが、こうした技で着地を繰り返せるのは、既に神業であった。
そうした中、戸塚選手がリップに激突!腰を強打し救急搬送されていたのは不運だったが、チャレンジの結果として起こりえる現象の一つ。
生命をかけるスポーツには、閉息潜水、8千メートル級山岳への無酸素登頂、スキーの滑降などがあるが、今ここに新たなジャンル、スノーボード・ハーフパイプが加わった。マスコミ報道では死の恐怖と戦っているなどというコメントや報道はまず出てこないが、それを忘れてはいけない。
悟りの直前には、意識を清明にし、オープンにし、すべてを棄てることが求められる。こうしたスポーツには、似たような瞬間を見ることができる。