神なき技術とヘミシンク
◎体外離脱からマスコミ統制まで 体外離脱といえば、モンロー研究所のヘミシンク。 ヘミシンクの不思議なことは、神仏などの求道と離れて、体外離脱というテクニックだけが独り歩きしていることである。 「サイキック・スパイ -米軍遠隔透視部隊極秘計画- ジム・シュナーベル/著 扶桑社P355」には、モンロー研究所が米国陸軍との結びつきがあったことが記されている。...
View Article泰初に無有り、有無ければ名無し
◎荘子外篇天地篇 荘子外篇天地篇から 大意: 『最初に無(ニルヴァーナ)があった。有がないので名はない。ここに一(アートマン)が起こる。 一はあるが、まだ形はなかったのが、物が発生してくる。これを徳という。 未だ形をとっていないけれど、個と個の区分はあるが、隙間がない。これを命という。...
View Article他人事であった予言から自分の予言へ
◎ノストラダムスの大予言シリーズ以降 1970年代に、五島勉が、ノストラダムスの大予言シリーズでベストセラーを連発し、世間の耳目を集めていた時期は、バブル以前であり、ようやくアメリカ由来の個人主義的世界観の中での自己実現という生き方の方向性に疑問が持たれ始めた時期であって、予言は、まだ完全に他人事の世界であった。その予言は、幻想が将来への漠然とした不安に触発されて、人口に膾炙しただけだった。...
View Articleババジとカルマ・ヨーガ
◎カルマだけを通して、世界を変えることができる 神仏にアプローチしていく道は、たとえ神人合一したとしても、人である以上は、人としてやらなければならないことが残る。 食事や金を得るために働いたり、托鉢をしたり、洗濯をしたり、家事をしたり、などなど。...
View Articleリッチorプア
◎カルマに応じて自分で選んだもの 釈迦の頃の経典などにも、貧しいとなかなか良い生活はできず、悪行三昧な生活パターンに陥りやすいことが書いてある。 貧困は、残念ながら、一般に人を悪行しないとやっていけない状況に追い込みがちである。...
View Article運命は変えられる
◎四柱推命の奥義書、滴天髄 四柱推命に滴天髄という奥義書があり、若い時に一生懸命読んだことがある。 最後まで納得できなかったのは、高級官僚が最高の運命体現者であり、百姓や商工業者は一生うだつのあがらないままであるという極太の基本線があったことである。...
View Article自殺未遂からアルペン・スキーの滑降まで
◎フランク永井の臨死体験 フランク永井は、戦後の有名歌手。彼は自殺未遂により、臨死体験をした。 『昭和六〇年一〇月二一日、歌手のフランク永井氏は首吊り自殺を図った。夫人が発見したときにはすでに手遅れ同然だったが、さまざまな人々の努力によって氏は一命をとりとめた。氏によると、首を吊った瞬間に呼吸困難となり、視界が一瞬真っ赤になった後、真っ黒になったという。...
View Article東京で仕組をするが美濃尾張-2
◎東京での世界を取ろうとする仕組は二度ある 大本教で立替立直しによく出てくる言葉が、 『東京で仕組をするが美濃尾張』 最初に出現したのは、出口ナオの大本神諭 明治25年旧1月。 『『東京で仕組を駿河美濃尾張大和玉芝国々に、神の柱を配り岡山』 天理、金光、黒住、妙霊、先走り、とどめに艮の金神が現はれて、世の立替を致すぞよ。...
View Articleバイオハザード:ザ・ファイナル
◎死者もゾンビもまとめて救う バイオハザード:ザ・ファイナルでは、最後は、主人公が、自分が死ぬことによって人類の絶滅を回避する。 多くの人は、自分の肉体死によっては人類の絶滅は回避できない。ただしすべての人は、自我が死ぬことによって、人類の絶滅を回避することすらできる。 ここが映画と現実の相違するポイント。...
View Article列子の輪廻転生
◎死の暫往なること 列子の楊朱篇に輪廻転生を語る部分がある。 『太古の人は、生の暫来なることを知り、死の暫往なることを知る。』 生はどこかから暫し来たのであって、死はどこかへ暫し行くことであると。 そのどこかからとは、チベット死者の書ならば、原初の光であって、ヨーガならば、ニルヴァーナということになる。またそれは、古事記ならば、天御中主神となる。...
View Article列子の世界の始まり
◎万物がごちゃごちゃになっている渾淪 列子の天瑞篇に、世界の始まりは4段階あることが示されている。 1.太易:気もない状態 2.太初:気の始め 3.太始:形の始め 4.太素:質の始め。これは気形質は備わっているが、個別に分化しておらず、万物がごちゃごちゃになっている状態でこれを渾淪(こんろん)と呼ぶ。 太易は、ニルヴァーナ。太初から太素までは、アートマン。...
View Article命と性
◎修行者も人間 道教内丹家では、命と性という、命は身体・生命であり、ボディの側。性は、心・精神の側。 肉体・エーテル体と精神・心は日夜相互に影響を与え合っている。 だが、内丹家は、最後に元神は、肉体を離脱して昇天する主体とし、同時に元神は、あらゆるものが一つながりである、元気=一気=アートマンであるともする。...
View Article平昌五輪スノーボード男子・ハーフパイプ
◎おいおい、そんなに飛んでいいのかい サーフィン好き、Xゲーム好きの身としては、ハーフ・パイプは見逃せない競技だ。ソチ五輪の時も見ていたつもりだが、技が更に進化していたのだろう。...
View Articleリンカーンは三度死ぬ
◎リンカーンの二度の臨死と業績 臨死体験のほとんどは、ハズレ体験と思われるが,まれに精神変容の機会となるケースがある。 アメリカ大統領リンカーンは5歳の時に雨で増水した小川で溺れたが、年上の友達が岸に引っ張り上げて、一生懸命背中を叩いてくれたので、水を吐いてのたうちまわって意識を取り戻した。 リンカーンは、これ以後知識を渇望し、あらゆる本を手当たり次第に読むようになったという。...
View Article掛け声と呼吸そしてマントラ
◎ハンマー投げから羽生結弦のフィギュアスケートまで ハンマー投げの室伏広治は、ハンマーをより遠くに飛ばすために、まずハンマーを磨くことを始めた。 また掛け声が心理も肉体の状態をも変えることに気がついた。 そして彼は大事な試合の前に独自の呼吸法により、できる限り集中力を高めて本番に臨む呼吸法を実践していた。...
View Article苦労しないで物を得る
◎モバゲーからオリンピック金メダルまで 現代文明では、苦労しないで情報を取ったり、苦労しないでゲーム(スマホ、携帯、ゲーム機)をしたり、炊事をする手間なくスーパーのデリカやコンビニで食事を手に入れたり、ボタン一つで資金を運用して利益を得ることが当たり前になった。 それの極みが、北インドのババジの伝記などに頻出する、必要な物を何もない空間からポンと出す現象である。...
View Article虚室生白
◎道は虚に集まり、虚こそ心斎である 荘子の内篇人間世篇では、孔子が弟子の顔回の冥想のやり方について注文をつける。 顔回は、孔子に心斎とは何かと問うと、孔子は、アートマンたる『気とは、虚しくして物を待つものだ』(この『気』は一気の意味にて個別性の分化以前)とし、『道は虚に集まり、虚こそ心斎である』と答える。 さらに孔子は、『あの闋(むな)しきものを見れば、虚室に白を生ず。吉祥は止に止まる。』とする。...
View Article泣き暮れる友人に寄り添う
◎小平奈緒とイ・サンファ 平昌五輪、女子スピード・スケート500mで、金メダルを獲得した小平奈緒は、開催国韓国の期待を一身に背負いながらも3連覇を逸し銀に留まり涙に暮れるイ・サンファを、ウィニング・ラン中に肩を抱いて寄り添い、言葉をかけた。 絶望の淵にあって泣き崩れる人にはそばにいてあげることしかできない場合もある。...
View Article水の豊かな国、水の乏しい国
◎キリスト教の清潔・不潔 海外に行くと、蛇口から出てきた水が飲めないのは当然として、水道水に臭いがあったりしてがっかりさせられることが多い。 イタリアやスペインに行くと、テルマエ・ロマエで見たような古代ローマ時代の水道橋も公衆浴場もあり、古代ローマ時代には、現代並みの清潔な暮らしをしていたのだとわかる。...
View Article真剣な質問をしても棒で打たれる
◎自分の出来の悪さはわからないもの 臨済録から 『臨済が上堂すると僧が尋ねた。「仏法の極意とは何ですか」 臨済は払子を立てた。 僧はすかさず一喝した。 臨済はすぐに僧を打った。 また別の僧が問うた。「仏法の極意とは何ですか」 臨済は前と同じように払子を立てた。 僧はすかさず一喝した。 臨済はまた、すぐに僧を一喝した。 僧は何か言おうとしたが、臨済はすぐに打った。...
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