◎瑞の魂の素盞嗚尊封じ込めの十六魔王
以下の文章は、出口王仁三郎得意の浄瑠璃調で語られているが、大正時代ならいざ知らず21世紀にこれを読むとあまり乗りが良いとは言えない。
だが、内容はカルト教団の教祖蠑螈別(いもりわけ)が、瑞霊である素盞嗚尊の生魂(いきだま)を石畳で囲み大石を載せて封じ込んでいる所を十六魔王が取り囲ませている場所の説明である。
こうしたとんでもない場所を『さかえの神政 松の御神木』と名付けているのは、シニカル。
瑞霊とは、天照大神が厳霊であるのに対し、素盞嗚尊が瑞霊。古事記で、両方の神が玉と剣を出し合って、双方害意のないことを証明し、ここに厳瑞合体して、両性具有の伊都能売神になった。
神素盞嗚の大神様の御活動期になったとは、火星であるマニピュラ・チャクラである、社会における自己実現が盛んになり、人間がその欲望の限界と不条理を見極める時期になったということ。
出口王仁三郎は、素盞嗚尊を鼻高の神と称したが、それでわかる人もいたのだろうか。
大本教は、十曜の神紋といい、白地に黒丸が円形に10個並んだ旗を用いる。これの説明が10チャクラに符号しているように思う。これでみると素盞嗚尊は、マニピュラであり、自己実現であり、鼻高である。
この時代がマニピュラからアナハタへ進む過渡期の中有の時代であるとは、素盞嗚尊(マニピュラ)から天照大御神(アナハタ)へと移るのだが、そこに素盞嗚尊と天照大御神の厳瑞合体して伊都能売神になるという秘儀が隠されている。
【十曜の神紋とチャクラ】
色別 数別 神統別 チャクラ
卵 霊 一 天之御中主大神 サハスラーラ
白 力 二 高皇産霊大神、神皇産霊大神 アジナー
黒 体 三 国常立尊、伊弉那岐大神、伊弉那美大神 ヴィシュダ
赤 世 四 天照大御神 アナハタ
橙 出 五 素盞嗚尊 マニピュラ
黄 萌 六 吾勝尊 スワジスターナ
緑 生成 七 二二岐尊 ムラダーラ
青 弥 八 神武天皇
藍 凝 九 今上天皇
紫 足 十 大本皇大御神
※出口王仁三郎は、十曜の神紋にチャクラを充てていないが、私が充ててみました。
『松彦はいやいや乍ら婆アの後に一行と共に枝振りのよい大松の麓まで進んで行つた。
見れば途方途徹もない大きな岩が玉垣を囲らし切口の石を畳んで置物の様にチヨンと高い処に立派に祀つてある。さうして傍に案内石が立ち蠑螈別(いもりわけ)の筆跡で、
「さかえの神政松の御神木」
と記してある。
五三『もしお婆さま、此大きな岩は一体何だい。さうして御神木と記してあるが、こりや木ぢやない、岩ぢやないか』
お寅『そんな事は気にかけいでも、理屈いはいでも、いいぢやないか。お前達が神木する様に「さかえの神政松の御神木」と書いてあるのだよ。
ここは善と悪との境だから小北山の地の高天原へ悪神の這入つて来ぬ様に千引岩が斯うして置いてあるのだ。
表向きは弥勒様の御神体だと云つて居るのだ。さうして十六柱の神様がお祀りしてある標だと云つて十六本の小松が此通り植ゑてあるのだ。
然し乍ら之は表向き、実の処は素盞嗚尊の生魂(いきだま)をここへ封じ込んで動きのとれぬ様に周囲八方石畳を囲らし、上から千引の岩を載せて、万古末代上れぬ様に封じ込めておいたのだ。
そのために瑞の魂の素盞嗚尊は八方塞がり同様で、二ツ進も三ツ進もならぬ様になり困つてゐやがるのだ。
此石をここへ運ぶ時にも随分苦労をしたのだよ。第一蠑螈別さま、魔我彦さま、大将軍さま、此お寅等の奮励努力と云つたら大したものだつた。夜も昼も二十日ばかり寝ずに活動して到頭素盞嗚尊の悪神を封じ込めてやつたのだ。』
(霊界物語 第45巻 第1篇 小北の特使第2章 神木)
以下の文章は、出口王仁三郎得意の浄瑠璃調で語られているが、大正時代ならいざ知らず21世紀にこれを読むとあまり乗りが良いとは言えない。
だが、内容はカルト教団の教祖蠑螈別(いもりわけ)が、瑞霊である素盞嗚尊の生魂(いきだま)を石畳で囲み大石を載せて封じ込んでいる所を十六魔王が取り囲ませている場所の説明である。
こうしたとんでもない場所を『さかえの神政 松の御神木』と名付けているのは、シニカル。
瑞霊とは、天照大神が厳霊であるのに対し、素盞嗚尊が瑞霊。古事記で、両方の神が玉と剣を出し合って、双方害意のないことを証明し、ここに厳瑞合体して、両性具有の伊都能売神になった。
神素盞嗚の大神様の御活動期になったとは、火星であるマニピュラ・チャクラである、社会における自己実現が盛んになり、人間がその欲望の限界と不条理を見極める時期になったということ。
出口王仁三郎は、素盞嗚尊を鼻高の神と称したが、それでわかる人もいたのだろうか。
大本教は、十曜の神紋といい、白地に黒丸が円形に10個並んだ旗を用いる。これの説明が10チャクラに符号しているように思う。これでみると素盞嗚尊は、マニピュラであり、自己実現であり、鼻高である。
この時代がマニピュラからアナハタへ進む過渡期の中有の時代であるとは、素盞嗚尊(マニピュラ)から天照大御神(アナハタ)へと移るのだが、そこに素盞嗚尊と天照大御神の厳瑞合体して伊都能売神になるという秘儀が隠されている。
【十曜の神紋とチャクラ】
色別 数別 神統別 チャクラ
卵 霊 一 天之御中主大神 サハスラーラ
白 力 二 高皇産霊大神、神皇産霊大神 アジナー
黒 体 三 国常立尊、伊弉那岐大神、伊弉那美大神 ヴィシュダ
赤 世 四 天照大御神 アナハタ
橙 出 五 素盞嗚尊 マニピュラ
黄 萌 六 吾勝尊 スワジスターナ
緑 生成 七 二二岐尊 ムラダーラ
青 弥 八 神武天皇
藍 凝 九 今上天皇
紫 足 十 大本皇大御神
※出口王仁三郎は、十曜の神紋にチャクラを充てていないが、私が充ててみました。
『松彦はいやいや乍ら婆アの後に一行と共に枝振りのよい大松の麓まで進んで行つた。
見れば途方途徹もない大きな岩が玉垣を囲らし切口の石を畳んで置物の様にチヨンと高い処に立派に祀つてある。さうして傍に案内石が立ち蠑螈別(いもりわけ)の筆跡で、
「さかえの神政松の御神木」
と記してある。
五三『もしお婆さま、此大きな岩は一体何だい。さうして御神木と記してあるが、こりや木ぢやない、岩ぢやないか』
お寅『そんな事は気にかけいでも、理屈いはいでも、いいぢやないか。お前達が神木する様に「さかえの神政松の御神木」と書いてあるのだよ。
ここは善と悪との境だから小北山の地の高天原へ悪神の這入つて来ぬ様に千引岩が斯うして置いてあるのだ。
表向きは弥勒様の御神体だと云つて居るのだ。さうして十六柱の神様がお祀りしてある標だと云つて十六本の小松が此通り植ゑてあるのだ。
然し乍ら之は表向き、実の処は素盞嗚尊の生魂(いきだま)をここへ封じ込んで動きのとれぬ様に周囲八方石畳を囲らし、上から千引の岩を載せて、万古末代上れぬ様に封じ込めておいたのだ。
そのために瑞の魂の素盞嗚尊は八方塞がり同様で、二ツ進も三ツ進もならぬ様になり困つてゐやがるのだ。
此石をここへ運ぶ時にも随分苦労をしたのだよ。第一蠑螈別さま、魔我彦さま、大将軍さま、此お寅等の奮励努力と云つたら大したものだつた。夜も昼も二十日ばかり寝ずに活動して到頭素盞嗚尊の悪神を封じ込めてやつたのだ。』
(霊界物語 第45巻 第1篇 小北の特使第2章 神木)