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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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天照大神と素盞嗚尊とが合体

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◎天国と地獄の結婚から天之御中主大神へ

出口王仁三郎は、裁判の場で伊都能売(いずのめ)神が、厳の霊(男性)天照大神と、瑞の霊(女性)素盞嗚尊の合体した完全無欠の身魂であることを、公言した。

伊都能売とは、古事記に何の説明もなく神名だけポツンと置かれているので、古来これをまともに解説した出口王仁三郎くらいのものだろう。

伊都能売とは、天照大神が耳の輪と頚の輪と、五百津の珠を素盞嗚尊に渡して噛んで諸神を吹き出し、素盞嗚尊が十拳の劔を天照大神に渡して諸神を吹き出し、ここに、heart warmになっただけにとどまらず、男女両性具有が成った。

それは、天国と地獄の結婚アダムカドモンであるが、そこまで踏み込んで、伊都能売を説明してやらなければ、文献主義の人にはわからなかっただろう(今時出口王仁三郎の裁判記録を読むのは学者さんか出口王仁三郎フリークくらいのもの)。

厳御霊瑞の御霊の接合を
  伊都能売御霊と称へまつらふ

伊都能売の神は地上に降りまし
  宇宙更生に着手したまへり

伊都能売の神の功のなかりせば
  世の行先は亡び行くべし
(以上3首 霊界物語第73巻第1篇 紫微天界第12章 水火の活動)

21世紀の今、初めて、人は完璧に精神的なものを第一に求めるものであり、しかしながら人間的悲劇、不条理も人間である以上止むことはないという感覚が当たり前になった。

出口王仁三郎は、大正から昭和にかけて、依然として富国強兵の世の流れの中、貧病争への取り組みが急務である時に、伊都能売神は、天国も地獄も含めたものであるとか、天照大神が素盞嗚尊と合体するなどと驚天動地の説を述べたが、ほとんど誰も理解せず、無視、スルーしてきたのだと思う。

古神道では、天照大神と素盞嗚尊とが合体し伊都能売神となり、これがある程度意識化されることで、古神道の究極である天之御中主大神が個人の信仰のスコープに入ってくる。

これが、個人が神とのコンタクトを復活するきっかけなり、汚わいに満ちたこの世は、ようやく更生復活のロードマップに乗ってくる。

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