霊線-2
◎世界のひも さて個々人の魂は霊線であると譬えられる。 次の用例では、霊線とは、二つの天体をつなぐ、糸、ひものようなものである。 『霊線の結びの力に月も日も 星も虚空にやすく定(き)まれり まだ稚き国原なれど月日星の 霊線の糸に動くともせず (霊界物語第75巻第四篇 千山万水第一七章西方の旅から) 幾億万の星の霊線に守られて 月日は空に清くかかれる...
View Article霊線-3
◎霊線と言霊 霊界物語第74巻は、地球を立替えた後、立直しとして、言霊により「神生み」「国生み」が行われる重要な段。 玉野比女の神は適齢期を過ぎていたので、「神生み」はせず、「国生み」に参加するタイミングを待っていたが、彼女の従者本津真言(もとつまこと)の神が実はス神の化身であったことが判明し、一同恐懼する。(ス神とは宇宙の根源のこと) 霊界物語第74巻第二三章意想の外から...
View Article天津真言(あまつまこと)
◎スの言霊→ウの言霊→オの言霊→タとカの言霊→マの言霊 言霊の根幹である、天津真言(あまつまこと)の由来と位置づけについての説明。 大宇宙の根源のスの言霊は、澄切り澄きらい、四方八方に限りなく、極みなく伸び拡がって膨れ上り、遂にスは極度に達してウの言霊を発生させた。ウの活用より生れたのが宇迦須美の神。...
View Article孤独と抑うつ
◎人生を捨てない 現代は、価値観の多様化と並行して中途半端な個人主義的ライフ・スタイルが広まったせいで、もともと自分の考えに自信がない人にとっては、どのような信念が幻想で、どのような信念が健全であるかを判断することがとても困難な社会環境になっている。 漠然と言うならば、抑うつの人とは、そうした判断に自信がなく、自分の信仰をなくした人である。抑うつの人は、生き生きとした感情がなく、反応力がない。...
View Article外国は三分、日本は二分
◎人生を投げないで、怠惰に陥らず、素直であって、情熱的 『外国は三分、日本は二分』は、出口王仁三郎の言であって、木庭次守の『新月の光』に出ている。 覚醒は、一口にあらゆる実感を経た者に資格があるとするが、そういう人が1%でもいるとはとても思えない。...
View Article人心の汚濁を根本(こんぽん)洗わずば
◎世界の苦悩は除けざるべし 出口王仁三郎の歌集『言華』から。以下の歌は第二次大本事件直前の昭和10年の作である。 『人心の汚濁を根本(こんぽん)洗わずば 世界の苦悩は除けざるべし 愛善の誠の道を世に照らし世界の濁りを浄めたきもの 世は末となりにけらしな神国のあなたこなたを襲う風水 日の本にあらぬ思想のはびこりて世はますますに汚(けが)されて行く 日の本は神の国なり...
View Articleヨハネとイエスの上下
◎イエスよりヨハネが上 この世界の立替立直しには、二つの相がある。立替フェーズと立直フェーズである。 ノアが立替フェーズであって、文明破壊。ナオが立直フェーズであって文明復興。 聖書ヨハネ伝には、ヨハネは、私の後に来る者がいるが、私は彼の靴の紐を解くにも値しない者であると自分を評価しているシーンがある。この場面では、イエスが上で、ヨハネが下。 ところが、立替立直しのシーンを挟むとこの様相は変わる。...
View Article怒り、嫌悪、貪欲の扱い
◎肉体と心的エネルギー 人の心の中には、怒り、嫌悪、貪欲がうずまいている。 冥想ではこれらの取り扱いについては、意識に浮かび上がってきても、気にしない、相手にしない方向と、OSHOバグワンのダイナミック・メディテーションのように大きく身体を動かし、呼吸も荒くし、そのような情念への心的エネルギー供給源である肉体のエネルギーを低下させようという方向性がある。...
View Articleシャーマニズムから一神教へ
◎自己愛から天国と地獄の結婚へ シャーマニズムというと未開の部族の宗教であって、ツングース、シベリア、アラスカの寒冷な地域から、ジャングルや南洋の小島の小部族まで、人類の最初の宗教は、シャーマニズムとしてスタートしたのではないかというのが、一般的な考え方である。 シャーマニズムでは、先祖霊の崇拝が基調となっており、霊の存在が自明の精神世界に生きている。...
View Article高級ブランドから野の花へ
◎他人は納得するが自分は本心では納得していない もの・物質の研究・開発・生産が拡大していくとどうしても、人は神から遠ざかる。 人はものを集めだすと凝りがちなものであり、金と暇の許す限りものを集めるものでもあり、テレビ番組「開運!何でも鑑定団」などでそういう人がいくらでもいることをチェックできる。...
View Article日本人を強制的に神に奉仕させられるか
◎主なる神はそれを嘉し給わぬ イエズス会は、大航海時代末期に日本に宣教師を送り込み、最盛期には全国で20万人ともいわれるカトリック信徒数に達したが、最終的には、沢野忠庵(クリストヴァン・フェレイラ)、岡本三右衛門(ジュゼッペ・キアラ)などの棄教した宣教師や殉教者を出し、イエズス会は日本国による逆洗脳に屈した形となった。...
View Articleイエス殺しとバルドル殺し
◎実行犯を厳選し、過たず完遂された バルドルは、北欧神話の神であり、最も賢明で、美しく光り輝く美貌と白いまつ毛を持ち、雄弁で優しかった。彼は、最も殺さざるべき神であったが、トリック・スターのロキは、盲目の神ヘズをそそのかして、ヤドリギで作った矢でバルドルを射殺した。...
View Article十六神将が出現してみろくの世をつくる
◎十六神将と十六魔王 ロシア大統領選挙の結果も出て、奇しくも世界の超大国に、長期にわたる強権支配体制を固めたロシアのプーチン、中国の習近平が出そろい、ここに国家主義的なトランプが加わる。 昭和19年4月10日、出口王仁三郎は、これに似た具合のスターリン、蒋介石、汪精衛の三人をして、世界の十六魔王の一部と評した。...
View Article八つ耳から十六神将へ-1
◎神眼、神耳、天言 出口王仁三郎のhanged manな歌。 耳も目も口鼻もきき手足きき 頭も腹もきくぞ八ツ耳 八つという言葉は、最近はあまり使われなくなったが、蔑称ではある。Jリーグの名古屋グランパスは、もとは名古屋グランパスエイトと言い、いつのまにかエイトは消した。物の本に当たると尾張名古屋は、八つと呼ばれていた由来があるらしい。...
View Article個人情報ビッグ・データ漏洩と末路
◎神と〇〇主義の戦いへ 昨日はビッグ・データ漏洩事件が、2件並んだ。 一つは、facebookで、米紙ニューヨーク・タイムズと英紙オブザーバーが17日に報じたもので、トランプ米大統領の当選を助けたデータ会社ケンブリッジ・アナリティカが2014年に5000万人のフェイスブックユーザーの情報を本人の同意なしに取得し保持していたというもの。...
View Article八つ耳から十六神将へ-2
◎十六菊のご紋章と世界統治の初め 十六菊のご紋章は、日本の専売特許でなく、世界的に古くからあることが知られるようになった。イスラエルのエルサレムのヘロデ門に16菊花紋、イラクのバビロンの遺跡には、ネブカドネザル2世が建設したイシュタル門に菊花紋が残されている。 『以上十六神柱 これが根本の根本の 昔の昔のさる昔 まだも昔のその昔 霊のもとなる十六の お菊の御魂と云ふ事だ...
View Article八つ耳から十六神将へ-3
◎瑞の魂の素盞嗚尊封じ込めの十六魔王 以下の文章は、出口王仁三郎得意の浄瑠璃調で語られているが、大正時代ならいざ知らず21世紀にこれを読むとあまり乗りが良いとは言えない。 だが、内容はカルト教団の教祖蠑螈別(いもりわけ)が、瑞霊である素盞嗚尊の生魂(いきだま)を石畳で囲み大石を載せて封じ込んでいる所を十六魔王が取り囲ませている場所の説明である。 こうしたとんでもない場所を『さかえの神政...
View Article天照大神と素盞嗚尊とが合体
◎天国と地獄の結婚から天之御中主大神へ 出口王仁三郎は、裁判の場で伊都能売(いずのめ)神が、厳の霊(男性)天照大神と、瑞の霊(女性)素盞嗚尊の合体した完全無欠の身魂であることを、公言した。 伊都能売とは、古事記に何の説明もなく神名だけポツンと置かれているので、古来これをまともに解説した出口王仁三郎くらいのものだろう。...
View Article八つ耳から十六神将へ-4
◎霊界における太陰を目撃してなんぼ 最後に十六の由来について。 出口王仁三郎の人間原理は、一霊四魂。特殊な四元論を適用しており、天火水地を四大とする。天は、陽にして主、地は陰にして従。太陽が火、太陰が水であって、その宇宙観は、霊界における太陰を目撃しないとわからないようになっている。 この四大と四魂の配合は 天 奇魂 霊の霊 火 荒魂 霊の体 水 和魂 体の霊 地 幸魂 体の体...
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