Quantcast
Channel: アヴァンギャルド精神世界
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

マンツーマン輪廻から一対多へ

$
0
0
◎一から全体へ、そして多へ

何が輪廻転生するのかという疑問に対して、それはカルマであるというのが、ほぼ結論である。いわゆる魂というボディが輪廻転生の主体であろうというのは、肉体人間の生活実感がそのように想像させるのだろうが、先駆者たちは、誰一人それを肯定していない。ボディという乗り物が輪廻するのではないのだ。

よってマンツーマン輪廻というのは、いわば肉体人間の想像の産物に過ぎないのだろうと思う。

そこで、それを産んだ生活実感には、もう一つの生活実感がある。すべてのもの、万物万象が一つながりのものであるという生活実感である。これは七つの身体論でいけば、第六身体にある場合である。これも覚者たちにとっては紛れもない生活実感ではあるが、あまりにも未悟の人たちの想像を超えたものであるがゆえに、トータルでそれを伝えることはせず、多くは断片的に語られている。

それは、あまり俗人のお気に召すような実感ではないからでもある。「天国と地獄の結婚」とか「石ころの心」という語感そのものが人好きがしないが、そういうものなのだろうと思う。

肉体から一つながりのアートマン、本尊、本来の自己、一気、宇宙卵へとは、一から全体へということである。

一から全体へという流れの先に、輪廻転生での一対他、他対一という別の流れが見えてくる。

◎エクスタシス 夢の夢なる-50
◎現代文明あるいは現代人のウィークポイント-39
◎一対多、あるいは全体-1

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>