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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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大寒の時期と気功

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◎気を回す

日本語には、気を使う、気を回す、気働き、気合を入れるなど、気にまつわる言葉が多い。

道教では、気を回すと言えば、下丹田(スワジスターナ)から中丹田(アナハタ)、上丹田(アジナー)へと観想しつつ気を循環させる周天があり、丹田から肩経由で指先まで気を行かせ丹田に戻すようなのがそれ。

白隠が病気を治したナンソの観は、頭頂のクリームが全身にしみわたると観想することで身体の不調を治癒させようとするもの。

アメリカ原住民のメディスンマンのヒーリングでは、乳白色の幕を用いるが、白隠の軟ソもメディスンマンの乳白色の幕も気なのだろうと思う。

冬、毎年1月下旬頃は寒気の影響で調子を崩す人が多く、この頃スーパー銭湯が大賑わいとなるのは、そのせいだろうと思う。

だが水の乏しいスーパー銭湯のない地域では、どうしてもこうした気を回す技に頼らざるを得ない。

共産中国では、医療環境が厳しく、気功太極拳系を全土で流行させたのは、気を回すことによる治癒効果を狙ったものと知識分子迫害で医者がいないくなった反作用でもあったのだろうと思う。

気はプラーナであり、半物質であるからこうしたことができるが、なくなった臓器や四肢が復活するわけではない。

聖書には超能力による治癒の例が多いが、気で治したり超能力で治したりしてもらっても、人生ドラマは、どこで幸福でありどこで不幸であるかということであり、病気治癒シーンは一つのクライマックスであるかもしれないが、人生の目的はそこではないのだろうと思う。

誰もが何とか食べていける時代自体、一つの恵みである。

節分前のこの大寒の時期、やったことのある人もない人も、白隠のように全身にイメージのクリームをしみわたらせるのも良いのではないだろうか。

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