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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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人間にとっての幸福の諸相と裏側

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◎自らを省みる閑日月

人間の幸福のバリエーションを神社仏閣で頒布しているお守りの種類で見れば、
健康、家内安全、交通安全、金運上昇・商売繁盛、
恋愛成就、良縁との縁結び、安産、学業成就、合格祈願
厄除け・魔除け、というようなところ。

これに対して人生全体を12区分してみる西洋占星術では、プライベート面とされる第一室から第六室が、物質面、肉体面であって、全体の半分。一方パブリック面・公的面とされる第七室から第12室とは実は精神面ではないかと思われる。

こうした12の区分そのものがそれほど古いものではないので、あまりこだわるわけにも参らぬが、人生の幸福の代表的12面といえば、こういう風になる。
1室:自分自身の大悟
2室:金や財産
3室:兄弟、初等教育
4室:家庭
5室:恋人、子供
6室:健康、部下
7室:配偶者
8室:性と死
9室:高等教育、外国・異郷
10室:職業、社会的地位・名誉
11室:友人たち
12室:カルマ、冥想

願望成就は、何だか良いものだ。
こうして人間生活にはささやかな幸福もあれば偉大な幸福もある。
だが、その幸福は、あなたにとってどんな意味をもっているのだろうか。
例えば、金運。その豊かな生活はあなたにとって何のためのリッチな生活なのか。
健康。その健康は、あなたにとって何のための健康な生活なのか、何を成し遂げるための健康なのか。
家族。その円満は、あなたにとって何のための円満なのか。

こうした従来型の問いかけで、気づく人もあるが、今はそこに至るまでには、人生の本質から目を耳をそらさせようとするあらゆる耽溺、依存への誘惑がある。誘惑とは、スマホや、テレビや、酒、ギャンブルなどあらゆる依存症のネタである。

人は、ともすれば何十年も何百年も同じ習慣を繰り返すものだそうだ。

耽溺、依存への誘惑を最初から相手にせず、自らを省みる余裕(閑日月)がなければ、なかなか冥想してみようとも思わないのだろう。



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