トランプ・金正恩会談が決裂
◎戦争のタイミングと覚醒 1941年11月26日のハル・ノートで、日本は進退谷(きわ)まり、対米開戦に追い込まれたところはある。 北朝鮮の人々の生活困窮は、今に始まったことではないが、トランプ・金正恩会談が決裂し、金正恩が手ぶらで帰ってくることになったのは、ボディー・ブローのように効いているかもしれない。...
View Articleぼろぼろファッションと清貧
◎天童山の道如上座 電車に乗ると膝や太腿に穴のあいたジーンズを着ている人もいる。これは故意にそうしているのであって、人に見せる目的のものである。 正法眼蔵随聞記で、天童山の書記(修行者中の第二位)で道如上座という人がいた。この人は政府高官の子弟であったが、親族とも交際せず、世俗の利益も貪らなかったので、衣服のやつれや、破れは目も当てられなかった。...
View Article沢庵宗彭
◎柳生宗矩の親友 沢庵は、徳川家光が心酔していた大徳寺の禅僧。出身地が但馬出石で山形県上山も流罪の地として知られる。 堺の南宗寺陽春庵の一凍紹滴に師事し、32歳になった慶長9年(1604年)に、大悟し、印可された。慶長十四年には、大徳寺の住職になったが、紫野の仏法世を救う仏法に非ずと唱え、3日で住職をやめた。5年後に大阪冬の陣が起こる。...
View Article過去を変えるということ
◎どのような願望を持つかということ 大学、高校受験や資格試験や就職活動で、人は未来において合格することを想像し、観想するものだ。そうしてその実現可能性を高めるために勉強したり、学業成就のお守りをもらいに行ったりする。 自分の努力の範囲内で実現する願望ならより容易なものであるが、どうみても自分の今生の努力では届かない類の願望も起こることがある。...
View Article革命のない国日本
◎人為極大となった今の時代 まもなく新帝に譲位される前の微妙に落ち着かない2019年3月である。 出口王仁三郎説では、日本には革命がなかった。道鏡、藤原純友、平将門は、帝位をうかがいながらも、謀反人として成敗された。 出口王仁三郎は、『革命のある国は弱く、革命のない国は強い』(出口王仁三郎全集第1巻皇道編第5篇皇道と国体第4章神国の研究)としている。...
View Article戦前の日本人気質の骨抜き
◎天皇に殉ずると他人に親切は同義 一億火の玉、撃ちてしやまむなど、公に殉ずるという日本人の気質は、戦前戦中において、極めて純粋であり、世界史的には類例を見ないものだろうが、日本の歴史から見て、それが特殊なものでないことは、以下の例を見れば明らかである。 〇楠三代記の楠公の言 生きんと欲すれば必ず破れ 死なんと欲すれば必ず勝つ...
View Article清原和博選手薬物中毒を語る
◎こんなひどい世でも 望みかかへて神のいませる 2019年3月6日厚生労働省主催の依存症の理解を深めるための普及啓発イベント「誤解だらけの“依存症”in東京」に特別ゲストとして清原和博氏が出席しトークショーを行った。清原氏は2016年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、5月に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けている。...
View Article人間にとっての幸福の諸相と裏側
◎自らを省みる閑日月 人間の幸福のバリエーションを神社仏閣で頒布しているお守りの種類で見れば、 健康、家内安全、交通安全、金運上昇・商売繁盛、 恋愛成就、良縁との縁結び、安産、学業成就、合格祈願 厄除け・魔除け、というようなところ。...
View Article自力と他力
◎自分自身で水を飲んではみたものの 自力と他力と言えば、弥陀の本願に救い摂らせ参らせるなど、自力が他力に転換するなどとと、気軽に転換を語る。自力は大変、他力は容易など、浄土系では言うものの、実際は、自力も困難、他力も困難なのではないかと思う。 阿弥陀仏が自分のことを救い摂ってくれるかどうかは、阿弥陀仏様の匙加減一つであって、自分がやってほしいと思ったからできるという類のことではない。...
View Article方法と結果
◎悟りは、科学的なメカニズム 悟りは、科学的なメカニズムだなどという。 ある宗派では、南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経を何日も唱え、マントラシッディ経由で飛び込もうとする。 ある宗派では、空というこの一なるものだが、変化をやめぬものを観想し、また諸尊格をありありと観想し、向こう側に飛び込もうとする。...
View Article停電と邪気払い
◎毎日の自分自身のチューンナップ ベネズエラで停電が6日も続いているという。2018年9月6日(木)未明の北海道胆振東部地震でのブラックアウト大規模停電は、ほぼ解消するのにまる2日を要した。 首都圏では、東日本大震災の時に計画停電をやられ、停電というのが、いかに不便で活動力を削ぐものかを経験させられた。...
View Articleデモ鎮魂を戒める
◎了解のできないうちは実行しない 古神道には幽斎と顕斎がある。また古神道では、人を霊と体に区分し、霊主体従などと唱える。そこで出口王仁三郎は、幽斎はドンドンやってよいが、顕斎である鎮魂帰神法、鎮魂は、了解のできないうちは、なるべく実行しない方がよいと戒める。 歴代の陛下は御即位式の節は必ず鎮魂祭を行はせらるるほどに、鎮魂祭は、古神道における重要な祭儀。...
View Article大富豪はヨーガの先生を連れている
◎一人では続かない 『執事だけが知っている世界の大富豪58の習慣/新井 直之/幻冬舎』に「どんな時でも決まった時刻にヨーガをなさいます」というのがある。 まさかヨーガをすれば、大富豪になれると思う人はいるまい。...
View Articleラーマクリシュナ 明知も無知も棄てる
◎明知も無知も超える 禅で弟子が大悟した時に、師匠が贈る言葉として、「それをも棄てて生きていきなさい」などと言われることがある。 ラーマクリシュナの言うところの明知(ジュニャーナ)と無知(アジュニャーナ)は、仏教で言う明と無明や、闇と光、善と悪と同義。ラーマクリシュナは、神が万物に生きていることを知るのが明知だとし、「あのお方」を直接親しく知るのが、大明知(ヴィジュニャーナ)だとする。...
View Article芭蕉の出羽三山
◎シンクロニシティとトータル・コントロール 出羽三山は、羽黒山、月山、湯殿山。いずれも修験の修行で有名な山であって、冬季は月山、湯殿山が、積雪のため閉山となる。 湯殿山は、いわゆる「語られぬ湯殿」がありがたい。 人は、食べられて孤独でなければ、何十年でも何百年でも同じ生活パターンを繰り返すものだというが、それに飽き足らぬ思いがある一定の閾値を越えたときに求道に向かうのだろう。...
View Article本山博のクンダリニー覚醒のステップ
◎心身霊のすべてがクンダリニー+神力で焼き尽くされる 「スピリチュアリティの真実/本山 博/ PHP研究所」にクンダリニー覚醒のステップが書いてあり、アストラル・プロジェクション、カラーナ・プロジェクション(メンタル体・プロジェクションのことか)の次に不動明王段階が置いてある。...
View Article感情には生理的変化が伴う
◎身体と感情 人間が、神仏に向き合っていくモチベーションを理性と感情に分けてみると、どうしても感情のエネルギーの方が勢いがあることは誰もが感じているところである。 ところで、感情と肉体は密接に絡むことを野口整体の野口晴哉が語っている。...
View Article七つの身体相互のエネルギー変換-1
◎エネルギーという言葉ももどかしく 第七身体は、大神であり、仏であり、タオであり、言葉では表現できない。 あらゆる現象には実体はないが、一つながりにつながっている。過去も現在も未来も、男も女も、光も闇も、神も悪魔も。色即是空で一気通貫。これは第六身体であって、全体だが、個ではない。...
View Article因果は感じるべきものか
◎無相は空なく不空もなし 道元が師の如浄に「因果は感じるべきものなのでしょうか」と質問した。(宝慶記) すると如浄は、「因果を否定してはいけない。 永嘉禅師は、証道歌で『闊達の空は因果を撥(はら)う、...
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