◎味覚の異次元を垣間見る
2019年2月の新商品麻辣(マーラー)モスバーガーを食べた。しびれ系は、昨年ぐるなびの2018年の鍋トレンドで、しびれ鍋が選定されて漸く日の目を見るようになった。
日本で、しびれ系ファースト・フードが出始めたのは5、6年前かと思うが、汁なし担々麺のちゃんと花山椒を研究したのが、知る人ぞ知る程度の店で、常に行列のできる店が存在したのが、ブームの始まりだったと思う。
それが、2、3年前になるとターミナルでもない駅前にしびれ汁なし担々麺専門店が出るようになり、冷凍食品だが、日清が汁なし担々麺を出した。
昨今は、本当にブームのようで、ラーメン屋でも麻辣担々麺があるところが増え、カップラーメンの蒙古タンメン中本北極ブラックは、期待に違わぬ麻辣ぶりだった。そこで麻辣モスバーガーは、満を持してのハンバーガーでの麻辣登場となった。その麻辣ぶりは、正統的で評価できる。
ここ5年担々麺のメニューが外食店に普及し、今やほとんどの中華系店舗で担々麺を見るようになった。そこで次に麻辣の普及というルートをたどった印象がある。
麻辣は、しびれて辛い。10年くらい前に目黒のラーメン店で、もっと花椒入れて下さいと要求したら、あまり入れるとお客さんに怒られるから入れないという応対があった。
単品料理でなく、四川のしびれコースになると序盤の最後の方で、舌はもはや塩味すら感じなくなる。そこで薄味らしいスープを飲んでもお湯を飲んでいるみたいになり、水をのむとなぜか酸っぱく感じるものである。
これがしびれ料理の定番だが、味覚の異次元を麻辣で垣間見るのだ。
完全に世に痺れるわけにはいかないが、一時の麻痺を楽しむ、そういった気分がしびれ料理にはあると思う。
2019年2月の新商品麻辣(マーラー)モスバーガーを食べた。しびれ系は、昨年ぐるなびの2018年の鍋トレンドで、しびれ鍋が選定されて漸く日の目を見るようになった。
日本で、しびれ系ファースト・フードが出始めたのは5、6年前かと思うが、汁なし担々麺のちゃんと花山椒を研究したのが、知る人ぞ知る程度の店で、常に行列のできる店が存在したのが、ブームの始まりだったと思う。
それが、2、3年前になるとターミナルでもない駅前にしびれ汁なし担々麺専門店が出るようになり、冷凍食品だが、日清が汁なし担々麺を出した。
昨今は、本当にブームのようで、ラーメン屋でも麻辣担々麺があるところが増え、カップラーメンの蒙古タンメン中本北極ブラックは、期待に違わぬ麻辣ぶりだった。そこで麻辣モスバーガーは、満を持してのハンバーガーでの麻辣登場となった。その麻辣ぶりは、正統的で評価できる。
ここ5年担々麺のメニューが外食店に普及し、今やほとんどの中華系店舗で担々麺を見るようになった。そこで次に麻辣の普及というルートをたどった印象がある。
麻辣は、しびれて辛い。10年くらい前に目黒のラーメン店で、もっと花椒入れて下さいと要求したら、あまり入れるとお客さんに怒られるから入れないという応対があった。
単品料理でなく、四川のしびれコースになると序盤の最後の方で、舌はもはや塩味すら感じなくなる。そこで薄味らしいスープを飲んでもお湯を飲んでいるみたいになり、水をのむとなぜか酸っぱく感じるものである。
これがしびれ料理の定番だが、味覚の異次元を麻辣で垣間見るのだ。
完全に世に痺れるわけにはいかないが、一時の麻痺を楽しむ、そういった気分がしびれ料理にはあると思う。