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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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一厘の秘密から一厘の仕組へ

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◎古事記と霊界物語

霊界物語第一巻第35章が一厘の秘密、第36章が一厘の仕組
一厘の仕組のことは、開祖出口ナオは知らなかったが、出口王仁三郎は、知っていた。

そうすると開祖出口ナオの出した大本神諭は、大団円まできちっと描かれていないのではないかと不安に思うが、さに非ず。大本神諭を解釈して世に出したのは出口王仁三郎だからである。

一輪の秘密とは、三個の神宝であって、この潮満の珠、潮干の珠、真澄の珠を秘匿する話。第三十三章を読むと、真澄の珠は風、潮満の珠は水、潮干の珠は火と、風水火のシンボル。

第35章一厘の秘密で三個の神宝を地上に世界の終末のために隠し置くが、第36章一厘の仕組では、悪者チームが三個とも奪いに来る。これを珠を守る国魂神が珠の霊力で追い払おうとするが、事前に珠の精を抜いておいたため、霊力攻撃は不発に終わり、三個の珠は悪者チームに奪われそうになる。

最後は、金勝要大神が登場し、信天翁を空中に飛び回らせ、敵軍を火弾と大風で殲滅する。だが、この最後の逆転プロセスには、三個の珠は出て来ない。

また三個の珠のうち真澄の珠については、詳述を避けている印象がある。

一厘の秘密から一厘の仕組について古事記仲哀天皇の段が鍵と言われるが、霊界物語第一巻35章36章を見ると、ほとんど防戦一方で推移し、最後は善玉軍が勝つ。

だがこの二つの典拠には一見何の脈絡もないかに見える。キーワードは冥想手法ということになるのだろうか。


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