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チャクラと七つの身体−28

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◎肉体−11 文明と死の恐怖

さて肉体死によって「私は肉体だ」という幻想が破れた後は、フツーは、別の自分が別の幻想に生きるだけのこと。そこで生前から「私は肉体だ」という幻想が必ず破れるものだという前提に立ってスムーズな死の受容を勧めたキュブラーロスのような運動が価値を持つことになる。

この文明は死の恐怖からのヒステリックな反動によって形成された多層多方面の歪みが至るところに存在している。人権も私有財産権も国家の権力も、自分の肉体死によって、一切自分にとって意味のないものに突然変わってしまう。そうしたものは、「永久に問題がない楽な人生を送りたい」という私たちの悲しい願い、叶わぬ思いに過ぎないが、人権も私有財産権も国家の権力は、法治の根幹ではあるが、偏見なく見れば、実際のところ「死の恐怖からのヒステリックな反動によって形成された多層多方面に生じた歪み」そのものなのである。

死の受容を勧めるというのは、この歪みを緩和する点において意義は大である。

ことほど左様に自分の死を認める、自分の死を受容するというのは、現実をありのままに見る、あるいは現実をありのままに受け入れることの第一歩である。またケースによっては、それがそのままニルヴァーナに直結することすらあるだろう。

また神秘生理学に関心のある人ならば、エーテル体があって、アストラル体があって、メンタル体があって、コーザル体があって、などと説明するかもしれないが。事の本丸はこのような各種ボディに附属した自分の延命長寿のことではないのである。

【ザ・ジャンプ・アウト 085】


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