◎肉体−18
○裏山の狸
昔さる霊能力者と話をしていた時に、『この前、裏山を歩いていたら、狸が若い女に化けて、赤い着物を着て歩いていた』という話になった。
狸のファッションに興味はないので、どうして狸が若い女に見えるのかという質問をしたところ『旅人が狸に化かされるという話がよくあるが、狸を若い女と見るほどに、そんな時は意識レベルが下がっているためだ』と聞いたことを覚えている。
若い女の人が着物を着て歩いたり、狐の男が登って行ったり、山の中はにぎやかなことである。
大唐大慈恩寺三蔵法師伝に、ハミから敦煌の八百余里の間は、莫賀延蹟と呼ばれ、空には飛ぶ鳥もなく、地上には走る獣もなく、水草もないとされるところであるが、三蔵法師はそこで奇怪な悪鬼が自分をめぐって前後するのに会ったとあるが、渺々たる所では意識レベルが落ちやすいということであろう。
日本の昔話に出てくる話で、寂しい野原を歩いていたら、狸に、ここは風呂だと言われて入ってみたら、川だったというのがある。これは、狸を一つの人格と見て、狸と意思疎通ができるレベルまで意識レベルが落ちた、深化したということである。
冥想によるトランス、すなわち三昧、サマディーも、意識レベルを深化させることにより、狸や狐に化かされるレベル程度までは深化していくし、正統的な冥想手法では、勿論それ以上のところを狙うのであるが、どのようなシチュエーションでトランス・三昧・定が起きるかということを示唆しているように思う。
【ザ・ジャンプ・アウト 091】
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若い女の人が着物を着て歩いたり、狐の男が登って行ったり、山の中はにぎやかなことである。
大唐大慈恩寺三蔵法師伝に、ハミから敦煌の八百余里の間は、莫賀延蹟と呼ばれ、空には飛ぶ鳥もなく、地上には走る獣もなく、水草もないとされるところであるが、三蔵法師はそこで奇怪な悪鬼が自分をめぐって前後するのに会ったとあるが、渺々たる所では意識レベルが落ちやすいということであろう。
日本の昔話に出てくる話で、寂しい野原を歩いていたら、狸に、ここは風呂だと言われて入ってみたら、川だったというのがある。これは、狸を一つの人格と見て、狸と意思疎通ができるレベルまで意識レベルが落ちた、深化したということである。
冥想によるトランス、すなわち三昧、サマディーも、意識レベルを深化させることにより、狸や狐に化かされるレベル程度までは深化していくし、正統的な冥想手法では、勿論それ以上のところを狙うのであるが、どのようなシチュエーションでトランス・三昧・定が起きるかということを示唆しているように思う。
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