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チャクラと七つの身体−36

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◎肉体−19 トランスの位置づけ

以上のように世界の裂け目のバリエーションを見てみてきたが、世界の裂け目は、位置づけとしては、入り口に過ぎない。すなわち、世界の裂け目は、多かれ少なかれ、肉体の相対性、肉体死を鮮烈に意識づけするにすぎないものだ。その延長線上に自我の死がある。いうまでもなく、裂け目の出方としては、人によっては、いわゆる第二のモチベーション水準にまで到達してしまうこともある。

換言すれば、死者が必ずしも大悟するわけではないように、世界の裂け目に出会ったからと言って、それを経験した大多数が、永遠、全知全能、ニルヴァーナ、黄金の華、道(タオ)などと美称される窮極に届くわけではない。

さて前記の世界の裂け目に導くいろいろなバリエーションは、いずれも意識レベルの低下を伴うと言って差し支えないだろう。意識レベルの低下とは、意識が無意識に落ちていくということ。これをトランスと呼ぶ。
トランスは入り口から入った中に居ることである。

ただし誤解されやすいが、トランスは最終的に目指すところではない。トランスで入っていくところの、個人的無意識も、集合的無意識も、人類的無意識も、生物的無意識も、せんじ詰めればどれも自我の領域だからである。トランスでは自分を捨てていない。あくまで人間の一部なのである。

そして、意識レベルが低下してトランスに入るといっても勿論一本道ではない。最後は冥想の深浅高低の議論に収斂し、どこで自我を捨てるか、自我の死が起こるかという議論が眼目となる。

つまりトランスにもいくつかの階層がある。それは、肉体意識、エーテル体意識、アストラル体意識、メンタル体意識などである。人は夢においても、覚醒した意識ではないものの、各階層を移動するが、これもトランスのようなものと言えるだろう。

肉体意識は、顕在意識または個人的無意識(体調の悪さを夢として見るなど)。
エーテル体意識は、個人的無意識。
アストラル体意識は、集合的無意識。
メンタル体意識も、集合的無意識。
コーザル体意識も、集合的無意識。
第六身体=アートマンまで至って自我の死となる。


また守護霊、守護神もトランスの一つの階層の表現と見ることができる。

一般にトランスと言えば、文化人類学のシャーマニズム研究だったり、テクノポップ&ダンス、催眠、自己催眠、憑依、PTSDだったりするが、人類の伝統は、トランスに遥かな無限の広がりを見据えている。

【ザ・ジャンプ・アウト 092】

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